雇用保険法について正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
雇用保険法は、失業時の生活安定や再就職支援、育児・介護休業中の生活保障などを目的とした制度です。選択肢1の「育児休業給付」は、雇用保険法に基づく重要な給付の一つであり、育児休業中の労働者の生活と雇用の継続を支援するために支給されます。これは雇用保険法の主要な機能の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。雇用保険法に基づく育児休業給付は、育児休業を取得する労働者の生活を支援するために支給される制度です。これにより、育児休業中の所得補償が行われます。正しくは:育児休業給付制度が設けられています。選びやすい理由:雇用保険の主要な給付の一つとして認識されているため、多くの受験生が正しく選択できます。混同注意:失業給付と混同しやすいが、育児休業給付も雇用保険の重要な給付項目である。
- 2. 雇用保険は、原則として労働者を雇用する事業主に対して加入が義務付けられている強制保険制度です。特定の条件(短時間労働者など)を満たす労働者を除き、ほとんどの労働者が強制的に加入します。正しくは:雇用保険への加入は強制とされています。選びやすい理由:社会保険には任意加入のものもあるため、混同する可能性がある。混同注意:国民年金や国民健康保険が任意加入の場合があるため、社会保険全体で任意と誤解しやすい。
- 3. 雇用保険の保険者は国(厚生労働省が所管)です。市町村は国民健康保険や介護保険の一部事務を行うことがありますが、雇用保険の保険者ではありません。正しくは:雇用保険の保険者は国です。選びやすい理由:他の社会保険制度(国民健康保険など)では市町村が関与するため、誤解を招きやすい。混同注意:国民健康保険や介護保険の保険者と混同しやすい。社会保険の種類によって保険者が異なることを理解する必要がある。
- 4. 雇用保険料は、事業主と労働者がそれぞれ負担する折半方式です。労働者負担分は賃金から控除されますが、事業主も一定割合を負担します。正しくは:雇用保険料は労働者と事業主が共同で負担します。選びやすい理由:健康保険や厚生年金保険でも労使折半であるため、同様に考えるべきだが、全額負担と誤解する可能性がある。混同注意:自己負担分があるため、全額自己負担と勘違いしやすいが、事業主負担分がある。
国試ポイント
雇用保険法の基本的な目的、給付内容(特に育児休業給付、失業給付)、加入義務、保険者、保険料負担について正確に理解しているかが問われる問題です。社会保障制度全般における各保険の特性を比較して理解しておくことが重要です。
混同注意
社会保険の種類(雇用保険、労災保険、健康保険、厚生年金保険)ごとの保険者、加入義務、保険料負担割合の違いは混同しやすい。特に国民健康保険や国民年金との比較も重要です。
次に同じ論点が出たら
雇用保険の各給付の種類とその具体的な内容、支給要件、支給額の計算方法、申請手続きに関する知識を深めること。
関連知識
雇用保険法には、育児休業給付の他に、求職者給付(基本手当など)、就職促進給付、教育訓練給付、介護休業給付などがあります。また、適用事業所と被保険者の条件についても理解が必要です。