保健師助産師看護師法で規定されている看護師の義務はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
保健師助産師看護師法第42条の2は、看護師等の業務上知り得た秘密の保持義務について明確に規定しています。これは、患者のプライバシーを保護し、医療に対する信頼を維持するために極めて重要な義務です。
選択肢ごとの解説
- 1. 研究活動は看護師の専門性向上に寄与するが、保健師助産師看護師法で義務として明文化されているものではない。努力義務や推奨される活動ではあるが、法的な義務とは異なる。正しくは:看護研究は専門職としての推奨事項ではあるが、法で義務付けられているものではない。選びやすい理由:専門職としての責務と誤解しやすいが、法律上の義務ではない。混同注意:専門職としての役割と法的な義務の区別が曖昧になりやすい。
- 2. 看護記録の作成と保存は医療法やその他の法令で定められているが、保健師助産師看護師法で直接的に看護師個人の義務として具体的に規定されているわけではない。医療機関の管理者などが記録の保存義務を負う。正しくは:記録の保存は医療機関の義務であり、看護師個人の保健師助産師看護師法上の義務ではない。選びやすい理由:看護師業務に必須のため、法的義務と混同しやすい。混同注意:医療法上の義務と保健師助産師看護師法上の義務の区別がつきにくい。
- 3. 看護師自身の健康管理は、安全な医療を提供するために重要であるが、保健師助産師看護師法で看護師に義務付けられている条項ではない。労働安全衛生法など他の法令で労働者全体の健康に関する規定はある。正しくは:自己の健康保持は望ましいが、保健師助産師看護師法で定められた義務ではない。選びやすい理由:医療従事者として当然の心がけと誤解しやすい。混同注意:倫理的・職業的な責任と法的な義務を混同しやすい。
- 4. 正解。保健師助産師看護師法第42条の2において「保健師、助産師、看護師又は准看護師は、正当な理由がなく、その業務上知り得た人の秘密を漏らしてはならない。保健師、助産師、看護師又は准看護師でなくなった後においても、同様とする。」と明確に規定されている。これは守秘義務に関する最も重要な条項の一つである。選びやすい理由:守秘義務は他の医療関係者にも課せられるため、どの法律に明記されているか確認が必要。混同注意:個人情報保護法など、他の法律との関連で混乱することがあるが、保健師助産師看護師法に直接的な規定がある。
国試ポイント
保健師助産師看護師法に明記されている看護師の義務、特に守秘義務の条文(第42条の2)を正確に理解しているかが問われる。他の医療関連法規との関連も考慮しつつ、個別の法律で何が規定されているかを区別する能力が重要。
混同注意
看護師の専門的役割や倫理的責任と、法的に義務付けられている事項との区別。特に、記録の保存や自身の健康保持は重要であるため、法的義務と誤解しやすい。
次に同じ論点が出たら
保健師助産師看護師法の各条文の内容を正確に記憶し、どの行為が法律上の義務として明記されているかを判断できるか。
関連知識
保健師助産師看護師法の目的、定義、免許、業務、義務に関する各条項。特に、秘密保持義務、助産業務、業務従事者届など。また、医療法における記録保存義務や、個人情報保護法との関連性。