障害のレベルを運動機能と知能指数で区分するのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
大島分類は、脳性麻痺児の運動機能と知能指数の両面から障害の程度を分類する方法として開発されました。運動機能は粗大運動能力尺度(GMFCS)などの指標、知能指数は田中ビネー知能検査などの結果を用いて、総合的に障害の重症度を評価します。これにより、多角的な支援計画の立案に役立てられます。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。大島分類は、脳性麻痺児の運動機能と知能指数に基づいて障害の程度を分類する方法として適切です。特に脳性麻痺における重症度評価で用いられます。選びやすい理由:問題文の条件に最も合致しているため。混同注意:他のリハビリテーション関連の分類法。
- 2. NYHA分類(New York Heart Association分類)は、心疾患患者の身体活動能力に基づく心機能分類であり、知能指数や運動機能全般の障害分類ではありません。正しくは:NYHA分類は心疾患患者の心機能分類である。選びやすい理由:医療系の分類法であるため。混同注意:心疾患以外の疾患の分類法。
- 3. 国際生活機能分類(ICF)は、心身機能・身体構造、活動、参加、環境因子、個人因子といった多角的な視点から、健康状態とそれに関連する状態を記述・分類するものであり、運動機能と知能指数に特化した障害の重症度分類ではありません。正しくは:ICFは生活機能全般を多角的に記述・分類するものである。選びやすい理由:障害の程度を分類する一般的な枠組みとして有名であるため。混同注意:疾病分類(ICD)や、特定の疾患の重症度分類。
- 4. Hugh-Jones分類は、慢性呼吸器疾患患者の呼吸困難の程度に基づく呼吸機能分類であり、運動機能と知能指数に基づく障害分類ではありません。正しくは:Hugh-Jones分類は呼吸困難の程度に基づく呼吸機能分類である。選びやすい理由:医療系の分類法であるため。混同注意:心疾患や他の疾患の分類法。
国試ポイント
大島分類が脳性麻痺児の運動機能と知能指数に基づく障害分類であることを覚える。他の分類法との区別も重要。
混同注意
各分類が何を評価するのか(心機能、呼吸機能、生活機能など)を明確に区別する。
次に同じ論点が出たら
運動機能と知能指数を両方用いた障害分類を問われた場合は、「大島分類」を選択する。
関連知識
脳性麻痺児の評価には、GMFCS(粗大運動能力分類システム)やFMS(機能的移動尺度)など運動機能に特化した評価法も併用される。