胃から分泌される消化管ホルモンはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
ガストリンは胃のG細胞から分泌され、胃酸分泌の促進や胃粘膜の成長を促す主要な消化管ホルモンです。一方、セクレチン、胃抑制ペプチド(GIP)、コレシストキニンは主に小腸(十二指腸や空腸)から分泌され、それぞれ異なる生理作用を発揮します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。ガストリンは胃のG細胞から分泌され、胃酸分泌の促進、胃粘膜の成長促進などの作用があります。これは胃から分泌される代表的な消化管ホルモンです。
- 2. セクレチンは十二指腸のS細胞から分泌されるホルモンで、膵臓からの重炭酸塩に富む液の分泌を促進し、胃酸分泌を抑制する作用があります。正しくは:セクレチンは十二指腸から分泌されます。選びやすい理由:消化管ホルモンである点は正しいので、反射的に選んでしまう可能性があります。混同注意:他の消化管ホルモンの分泌部位と混同しやすいです。
- 3. 胃抑制ペプチド(GIP)は十二指腸および空腸のK細胞から分泌されるホルモンで、インスリン分泌促進作用(インクレチン作用)や胃酸分泌抑制作用があります。胃からの分泌ではありません。正しくは:胃抑制ペプチド(GIP)は十二指腸および空腸から分泌されます。選びやすい理由:名前に「胃抑制」とあるため、胃に関連するホルモンだと誤解しやすいです。混同注意:その名称から、胃そのものから分泌されると誤解されやすいですが、小腸から分泌され胃の働きを抑制する作用を持つホルモンです。
- 4. コレシストキニン(CCK)は十二指腸および空腸のI細胞から分泌されるホルモンで、胆嚢収縮、膵酵素分泌促進、胃内容排出遅延などの作用があります。正しくは:コレシストキニンは十二指腸および空腸から分泌されます。選びやすい理由:消化管ホルモンとして有名であり、反射的に選んでしまう可能性があります。混同注意:他の消化管ホルモンの分泌部位と混同しやすいです。
国試ポイント
消化管ホルモンの種類とその分泌部位、および主な作用を正確に理解しているかが問われます。特に、どのホルモンがどの臓器から分泌されるか、という基本知識が重要です。
混同注意
消化管ホルモンは種類が多く、それぞれの分泌部位や作用が似ているものもあるため、混乱しやすいです。特に「胃抑制ペプチド」のように名前に分泌臓器を連想させる言葉が含まれていても、実際には異なる場所から分泌されることがある点に注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
次に類似の問題が出た場合、各消化管ホルモンの分泌部位と主要な作用の組み合わせをしっかり確認しましょう。特に名称から分泌部位を安易に判断せず、正確な知識を基に選択することが求められます。
関連知識
消化管ホルモンは、神経系と連携して消化吸収プロセスを調節する重要な役割を担っています。ガストリン、セクレチン、コレシストキニン、胃抑制ペプチド(GIP)以外にも、モチリン、ソマトスタチン、VIP(血管作動性腸管ペプチド)など多数のホルモンが存在し、それぞれが特定の機能を持っています。