養育医療が定められている法律はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第110回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
養育医療は、母子保健法第20条に基づいて実施される制度であり、身体の発育が未熟なまま出生した乳児が、入院して養育を受ける必要がある場合に、医療費の助成を行うものです。この法律は、妊産婦および乳幼児の健康の保持と増進を目的としており、養育医療はその目的を達成するための重要な手段の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 児童福祉法は子どもの健全な育成に関する広範な内容を定めますが、養育医療の具体的な規定は含まれていません。同法に基づく制度としては、障害児入所支援や児童養護施設などがあります。正しくは:児童福祉法は、児童の権利擁護や健全な育成に関する包括的な法律であり、養育医療を直接規定するものではありません。選びやすい理由:子どもに関する福祉全般を扱うため、養育医療も含まれると誤解しやすいです。混同注意:子どもの健康や福祉に関する様々な法律と混同しやすいです。
- 2. 正解。母子保健法は、妊産婦および乳幼児の健康保持と増進を目的としており、その一環として未熟児の養育医療に関する規定が明確に定められています(第20条)。これにより、未熟児が出生した場合に公費による医療費助成が受けられます。
- 3. 発達障害者支援法は、発達障害のある人々への支援を目的とした法律であり、未熟児の医療費助成である養育医療とは直接関係がありません。正しくは:発達障害者支援法は、発達障害のある人々の自立と社会参加を支援するための法律です。選びやすい理由:子どもに関連する法律ではありますが、対象が異なります。混同注意:他の子どもの健康・福祉関連法と混同しやすいです。
- 4. この法律は、児童虐待の予防、早期発見、対応などを定めており、養育医療のような具体的な医療費助成制度とは目的が異なります。正しくは:児童虐待の防止等に関する法律は、児童虐待の防止と、虐待を受けた児童の保護を目的とする法律です。選びやすい理由:子どもの保護という点で関連があるように見えますが、医療費助成とは異なります。混同注意:子どもの福祉に関わる様々な法律と混同しやすいです。
国試ポイント
医療や福祉に関する制度が、どの法律に根拠を持つかを問う問題は頻出です。特に母子保健領域では、母子保健法が定める主要な事業や制度を正確に理解しているかが問われます。各法律の名称と主要な内容、目的を関連付けて覚えることが重要です。
混同注意
児童福祉法や母子保健法など、子どもの健康や福祉に関する複数の法律が存在するため、それぞれの法律が具体的に何を定めているのかを混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
この論点が出題された場合、他の母子保健法に基づく事業や制度(例:母子健康手帳、乳幼児健診)の根拠法を問う問題、あるいは関連する医療費助成制度(例:自立支援医療)の根拠法を問う問題が考えられます。各制度とそれが根拠とする法律を正確に紐づけているかを確認する必要があります。
関連知識
母子保健法には、母子健康手帳の交付、乳幼児健康診査、新生児訪問指導、未熟児訪問指導、養育医療の実施などが定められています。また、医療費助成制度としては、未熟児養育医療の他に、自立支援医療(育成医療)なども関連知識として挙げられますが、根拠法が異なります。