避妊法について適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
経口避妊薬の主な作用機序は、視床下部-下垂体-卵巣系に作用して排卵を抑制することです。これは一般的な知識として重要です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。経口避妊薬は、主に卵胞の発育と排卵を抑制し、子宮内膜の変化や子宮頸管粘液の変化も伴って避妊効果を発揮します。排卵抑制が主要な作用機序です。
- 2. コンドームの避妊効果は、正しく使用された場合の理論上の失敗率は低いですが、実際の使用における失敗率は数%程度とされ、99%以上という高い数字ではありません。特に『実際の使用において』という点が重要です。正しくは:コンドームの避妊効果は、適切に使用された場合でも理論上の失敗率は数%あり、実際の使用における失敗率はそれよりも高い傾向にあります。選びやすい理由:避妊法として広く認知され、性感染症予防効果もあるため、避妊効果も非常に高いと誤解しやすいです。混同注意:理論上の効果と実際の効果の差。
- 3. 基礎体温法は、排卵に伴う体温上昇を検出することで排卵日を推定し、受精可能期間を避ける方法です。生理周期が不規則な場合、排卵日の特定が困難になり、この方法の信頼性は著しく低下します。正しくは:基礎体温法は、月経周期が規則的な女性において、排卵日を推測し受精可能期間を特定するのに役立ちます。選びやすい理由:自分の体の状態を知る方法として、誰にでも有用だと思われがちです。混同注意:月経周期が規則的な場合と不規則な場合での有用性の違い。
- 4. 子宮内避妊器具(IUD)は、一度子宮内に挿入すると数年間留置されるタイプが多く、長期間にわたって避妊効果が持続します。性行為のたびに挿入するものではありません。正しくは:子宮内避妊器具(IUD)は、一度子宮内に挿入すると、数年間避妊効果が持続するよう設計されています。選びやすい理由:挿入型という名称から、性交の都度使用するものと誤解する可能性があります。混同注意:子宮キャップやペッサリーのように、性交時のみ使用する避妊具との混同。
国試ポイント
様々な避妊法の作用機序、使用方法、利点と欠点、適用条件について基本的な知識が問われています。特に、誤解されやすい点や、特定条件下での有用性・限界に注意が必要です。
混同注意
各避妊法の作用機序と、理論上の有効率と実際の有効率の混同。また、性交時に使用する避妊具と常時留置する避妊具の区別。
次に同じ論点が出たら
今後も、各避妊法の作用機序、メリット・デメリット、適応・禁忌、有効率が問われる可能性があります。特に新しい避妊法や、複数選択肢から最も適切なものを選ぶ問題形式に注意。
関連知識
女性の生殖生理、ホルモンサイクル、性感染症予防と避妊の関連性、各種避妊法の具体的な使用法と副作用。