膵管と合流して大十二指腸乳頭(Vater〈ファーター〉乳頭)に開口するのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
総胆管は、肝臓で生成された胆汁を胆嚢から運ぶ胆嚢管と肝臓から直接運ぶ総肝管が合流した最終経路であり、膵臓から消化酵素を運ぶ膵管と合流して、大十二指腸乳頭から十二指腸へ開口します。これにより、消化液が食物と混ざり合う重要な役割を果たします。
選択肢ごとの解説
- 1. 肝管は肝臓から直接胆汁を排出する管で、総胆管へ合流する前に存在する。膵管とは直接合流せず、大十二指腸乳頭には開口しない。正しくは:肝臓から出る左右の肝管が合流して総肝管となる。選びやすい理由:「肝」という字から肝臓に関連する管だとわかるが、最終的な開口部ではない。混同注意:総胆管との違いが分かりにくいかもしれない。
- 2. 総肝管は左右の肝管が合流して形成される管で、胆嚢管と合流して総胆管となる。膵管とは直接合流せず、大十二指腸乳頭には開口しない。正しくは:総肝管は胆嚢管と合流して総胆管となる。選びやすい理由:「総」という字から最終的な管を連想するかもしれない。混同注意:総胆管と混同しやすい。
- 3. 正解。総胆管は総肝管と胆嚢管が合流して形成され、胆汁を十二指腸へ運ぶ管である。この総胆管が膵管と合流し、大十二指腸乳頭を通じて十二指腸へ開口する。
- 4. 胆嚢管は胆嚢から胆汁を排出する管であり、総肝管と合流して総胆管となる。膵管とは直接合流せず、大十二指腸乳頭には開口しない。正しくは:胆嚢管は総肝管と合流して総胆管となる。選びやすい理由:胆汁の通り道の一部であるため、関連が深いと感じるかもしれない。混同注意:他の胆道系の管との区別が曖昧になりがち。
国試ポイント
消化器系の解剖学、特に胆道系と膵臓の解剖学的つながりおよびその機能的役割について理解しているかが問われています。各管の名称と合流関係、最終開口部を正確に覚えることが重要です。
混同注意
肝管、総肝管、総胆管、胆嚢管のそれぞれが胆汁の輸送経路のどの部分に位置し、どのように合流していくのかを混同しやすい。特に「総」の付く管や、肝臓と胆嚢からの経路の違いを明確に理解する必要がある。
次に同じ論点が出たら
この知識を基に、胆道閉塞や膵臓疾患の症状(例:黄疸、腹痛)と、それらの解剖学的関連性を結びつけて説明できるか。
関連知識
小十二指腸乳頭(副膵管の開口部)、胆汁の成分と機能、膵液の成分と機能、オッディ括約筋の役割、胆石症や膵炎といった関連疾患の病態生理。