令和3年(2021年)の人口動態統計における死亡場所で最も多いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
2021年の厚生労働省「人口動態統計」によると、死亡場所の最も多いのは病院であり、全死亡者の約68.9%を占めています。次いで、自宅(約17.9%)、介護医療院・介護老人保健施設等(約8.8%)と続きます。
選択肢ごとの解説
- 1. 日本では病院で亡くなる方が最も多く、自宅での死亡はそれに次ぐ位置です。正しくは:2021年の人口動態統計では、自宅での死亡者数は病院よりも少なくなっています。選びやすい理由:在宅医療や看取りが推進されているため、自宅での死亡が増えているという印象から選びやすいかもしれません。混同注意:在宅死の増加傾向と、実際の最大の死亡場所が混同されやすいです。
- 2. 正解。厚生労働省の人口動態統計(2021年)によると、日本における死亡場所として最も多いのは病院であり、全死亡者数の約7割を占めています。
- 3. 老人ホーム(介護保険施設以外の高齢者向け住まい)での死亡は、病院や自宅に比べて少ないです。正しくは:老人ホームでの死亡者数は病院や自宅よりも大幅に少ないです。選びやすい理由:高齢化社会で老人ホームの利用者が増えていることから、そこで亡くなる人も多いと誤解しやすいです。混同注意:施設での死亡全体と、病院での死亡が区別されにくいです。
- 4. 介護医療院や介護老人保健施設での死亡は、病院での死亡者数より少ないです。これらの施設は自宅と病院の中間的な位置づけで、看取りを行うこともありますが、全体の死亡場所としては病院が最多です。正しくは:介護医療院や介護老人保健施設での死亡者数は、病院での死亡者数よりも少ないです。選びやすい理由:終末期医療や看取りを積極的に行っている施設であるため、死亡場所として多いと錯覚しやすいです。混同注意:高齢者の看取りが行われる場所であるため、死亡場所全体に占める割合が高いと誤解しやすいです。
国試ポイント
日本の現在の死亡場所の傾向に関する基本的な知識が問われています。特に病院が圧倒的に多いという現状を理解しているかを確認しています。
混同注意
在宅死の推進や介護施設での看取りの増加といった社会的なトレンドと、実際の統計上の最多死亡場所が混同されやすい点です。
次に同じ論点が出たら
次に出題される際には、死亡場所の割合の具体的な数字(例:約7割が病院)や、自宅での看取りの割合の推移など、より詳細な知識が問われる可能性があります。また、死亡場所ごとの特徴(例:病院死のメリット・デメリット、在宅死の課題)を理解しているか問われることも考えられます。
関連知識
日本の人口動態統計、高齢化社会における看取りの場所の変遷、在宅医療・介護の現状と課題、病院における終末期医療の役割。