生活習慣病の三次予防はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第111回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
生活習慣病の三次予防は、すでに発症した疾患による障害や機能低下の進行を阻止し、残存機能の維持・改善、社会復帰やQOL(生活の質)の向上を目指す段階を指します。社会復帰のためのリハビリテーションは、この定義に合致する活動です。
選択肢ごとの解説
- 1. 健康診断は生活習慣病の二次予防に該当します。早期発見・早期介入を目的としています。正しくは:定期的な健康診断の受診は二次予防です。選びやすい理由:健康維持に役立つ行為ですが、三次予防の定義とは異なります。混同注意:健康診断は予防全般に関わると思われがちですが、特に二次予防に分類されます。
- 2. 早期治療は生活習慣病の二次予防に該当します。病態の進行を阻止し、重症化を防ぐことが目的です。正しくは:疾患の早期治療への着手は二次予防です。選びやすい理由:病気の進行を防ぐ点で予防的に見えますが、既に病気が発症しているため三次予防ではありません。混同注意:「予防」という言葉から、早期の対応も三次予防の一部と誤解されやすいです。
- 3. 体力づくりは生活習慣病の一次予防に該当します。病気の発症そのものを未然に防ぐことを目的としています。正しくは:日頃の体力づくりは一次予防です。選びやすい理由:健康的な生活習慣の一環であり、予防には重要ですが、三次予防の範疇ではありません。混同注意:健康増進活動はすべて予防と考えることができますが、一次予防に分類される行動です。
- 4. 正解。社会復帰のためのリハビリテーションは、生活習慣病によって生じた機能障害や後遺症に対し、社会生活への復帰を支援し、QOLを向上させることを目的とした三次予防に該当します。正しくは:この選択肢は生活習慣病の三次予防の定義に合致します。選びやすい理由:「リハビリテーション」という言葉から、機能回復に限定的に捉える可能性もありますが、社会復帰まで含めて三次予防です。混同注意:リハビリテーションが単なる機能訓練と混同されることがありますが、ここでは社会復帰を含む広範な概念です。
国試ポイント
予防医学における一次予防、二次予防、三次予防の定義と具体例を正確に理解しているかが問われる問題です。特に三次予防は、疾病の再発防止や社会復帰、QOLの維持・向上に焦点を当てている点を把握することが重要です。
混同注意
一次予防(健康増進・特異的予防)、二次予防(早期発見・早期治療)、三次予防(機能回復・社会復帰・QOL向上)の区別が曖昧だと誤答しやすいです。特に「予防」という言葉の解釈が広範であるため、各段階の具体的な活動内容を明確に区別することが求められます。
次に同じ論点が出たら
提示された活動が、疾病の発症前、発症直後、あるいは障害発生後のどの段階に位置するかを判断する。
関連知識
一次予防:禁煙、食事改善、運動習慣、予防接種。二次予防:がん検診、特定健診、高血圧や糖尿病の早期治療。三次予防:脳卒中後のリハビリ、人工透析患者の生活指導、褥瘡予防。