レスパイトケアの目的はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
レスパイトケアは、在宅で療養している方を介護する家族が、一時的に介護から解放され、心身を休める機会を提供するためのサービスです。介護者の介護負担を軽減し、継続して介護できる状態を維持することが主な目的です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。レスパイトケアは、在宅で療養している方の介護者が一時的に介護から離れて休息を取れるように、短期間の入院や施設利用を提供するサービスです。介護者の身体的・精神的負担の軽減が主な目的です。
- 2. これは介護者同士の交流会の目的であり、レスパイトケアの直接的な目的ではありません。交流は副次的な効果として期待されることもありますが、本質ではありません。正しくは:レスパイトケアは介護者の休息確保を目的とし、交流は介護教室や家族会などの目的です。選びやすい理由:介護者の孤立を防ぐ目的で交流も重要だと考えるかもしれませんが、レスパイトケアの核心は休息にあります。混同注意:「介護者の支援」という広範な概念の中で、交流会とレスパイトケアの具体的な役割が混同されやすいです。
- 3. これは介護指導や家族指導の目的であり、レスパイトケアの目的ではありません。レスパイトケアは一時的な介護代行を通じて介護者に休息を提供します。正しくは:レスパイトケアは介護者の休息確保を目的とし、介護方法の指導は訪問看護やデイサービスなどで行われます。選びやすい理由:介護者の支援の一環として、指導も含まれるのではないかと思うかもしれませんが、レスパイトケアの主眼は休息です。混同注意:介護に関する様々な支援策とレスパイトケアの具体的な機能が混同されることがあります。
- 4. これは自己決定支援やアドボカシーの目的であり、療養者本人の意思決定を支援するもので、レスパイトケアの目的ではありません。レスパイトケアは介護者の支援を主目的とします。正しくは:レスパイトケアは介護者の休息確保を目的とし、療養者の自己決定支援は医療倫理や患者の権利に関する概念です。選びやすい理由:患者中心の医療の観点から、患者の自己決定支援は重要だと考えるため、選択肢として魅力的です。混同注意:介護者の支援と療養者本人の支援を混同しやすいです。レスパイトケアは『介護者』の支援に特化しています。
国試ポイント
レスパイトケアの基本的な定義と目的を理解しているかが問われています。特に、誰のためのサービスであるか(介護者側)を明確に区別できるかが重要です。他の介護支援サービスとの違いも理解しておく必要があります。
混同注意
介護者支援全般、介護指導、療養者支援(自己決定支援など)
次に同じ論点が出たら
レスパイトケアの対象者が「誰」であるか(介護者か療養者か)、そしてその「目的」が休息であるか、他の支援(指導、交流、自己決定支援など)であるかを見極める。
関連知識
レスパイトケアの具体的なサービス内容(短期入所など)、介護保険制度における位置づけ、介護者のバーンアウト予防、家族介護の重要性。