令和2年(2020年)の衛生行政報告例における看護師の就業場所で、医療機関(病院、診療所)の次に多いのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第112回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
2020年(令和2年)度の衛生行政報告例の統計によれば、看護師の就業場所は「病院」が最も多く、次に「診療所」、その次に「訪問看護ステーション」となっています。したがって、医療機関(病院と診療所を合わせたもの)の次に就業看護師が多いのは訪問看護ステーションです。高齢化社会の進展と在宅医療・介護のニーズ増加に伴い、訪問看護の重要性が高まっていることを反映しています。
選択肢ごとの解説
- 1. 2020年(令和2年)度の衛生行政報告例では、事業所で働く看護師の数は、医療機関や訪問看護ステーションと比較して少ないです。正しくは:正しくは、医療機関(病院、診療所)の次に多いのは訪問看護ステーションです。事業所での就業はこれらより下位に位置します。選びやすい理由:産業看護の重要性が高まっているため、事業所で働く看護師も多いというイメージから選んでしまうかもしれません。混同注意:特定の分野での活躍と全体の就業人数の多さが混同されやすいです。
- 2. 市町村で働く看護師は、住民の健康支援に重要な役割を担いますが、全体の就業看護師数から見ると、医療機関や訪問看護ステーションに比べて大幅に少ないです。正しくは:正しくは、医療機関(病院、診療所)の次に多いのは訪問看護ステーションです。市町村での就業はこれらより下位に位置します。選びやすい理由:地域保健活動の中心的な役割を担うため、就業人数も多いと誤解しやすいかもしれません。混同注意:地域社会における役割の重要性と、そこで働く看護師の絶対的な人数が混同されやすいです。
- 3. 保健所は地域住民の健康を守る上で欠かせない機関ですが、ここで働く看護師(主に保健師)の数は、医療機関や訪問看護ステーションと比較すると非常に少数です。正しくは:正しくは、医療機関(病院、診療所)の次に多いのは訪問看護ステーションです。保健所での就業はこれらより下位に位置します。選びやすい理由:公衆衛生の専門機関であるため、多くの看護師が配属されていると錯覚する可能性があります。混同注意:地域保健における保健所の機能と、そこで働く看護師の就業人数の多さが混同されることがあります。
- 4. 正解。2020年(令和2年)度の衛生行政報告例によると、看護師の就業場所は「病院」が最も多く、次に「診療所」が続きます。これら医療機関の次に就業者が多いのは「訪問看護ステーション」であり、在宅医療の需要拡大に伴いその役割と就業者数が増加しています。
国試ポイント
この問題は、看護師の就業場所に関する最新の統計データを正確に把握しているかを問うものです。特に、医療機関以外の主要な就業場所として訪問看護ステーションの重要性を理解しているか、また、保健所や市町村、事業所など、他の就業場所との規模の違いを認識しているかがポイントになります。社会情勢の変化に伴い、看護師の働く場所の多様化とそれぞれの役割について問われる傾向があります。
混同注意
医療機関以外の就業場所の順位、特に地域保健に関わる保健所や市町村、あるいは産業保健に関わる事業所の規模を訪問看護ステーションと混同しやすいです。また、問題が「2020年のデータ」という特定の年次を指定しているため、古いデータや一般的なイメージで判断すると誤答につながる可能性があります。出題年次の統計データを確認することが重要です。
次に同じ論点が出たら
次に同様の問題が出題された場合、最新の衛生行政報告例や医療施設調査などの統計データを確認し、看護職員の就業場所の順位がどのように変化しているか、特に医療機関以外の就業場所(訪問看護ステーション、介護保険施設、事業所、保健所、市町村など)の動向に注目して学習することが重要です。また、特定の職種(保健師、助産師、看護師)ごとの就業場所の内訳も確認しておきましょう。
関連知識
日本の医療・介護提供体制、地域包括ケアシステム、在宅医療、訪問看護の役割と機能、保健師・助産師・看護師の就業状況に関する統計データ、社会保障制度、超高齢社会における看護の役割の変化。