平成25年(2013年)の感染症発生動向調査による年間の性感染症〈STD〉報告数で最も多いのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第106回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
平成25年(2013年)の感染症発生動向調査における年間の性感染症報告数では、性器クラミジア感染症が他の性感染症よりも顕著に多い結果でした。これは日本の性感染症全体におけるクラミジアの蔓延状況を反映しています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。平成25年(2013年)の感染症発生動向調査において、性器クラミジア感染症は年間報告数が最も多い性感染症でした。これは日本における性感染症の中で最も患者数が多い疾患として知られています。正しくは:正しい選択肢のため修正不要です。選びやすい理由:他の性感染症も身近な疾患ですが、報告数ではクラミジアが突出しています。混同注意:他の性感染症と症状が似ている場合もあり、混同しやすいですが、報告数の統計データに注目します。
- 2. 尖圭コンジローマの報告数は、平成25年(2013年)の感染症発生動向調査では性器クラミジア感染症よりも少なかったです。ただし、近年はHPVワクチン接種の普及により減少傾向が見られます。正しくは:報告数が最も多い性感染症ではないため、不正解です。選びやすい理由:比較的よく耳にする性感染症の一つですが、報告数ではクラミジアに及びません。混同注意:性器ヘルペスなど、他の外陰部病変を形成する性感染症と混同しやすいですが、原因ウイルスが異なります。
- 3. 性器ヘルペスの報告数は、平成25年(2013年)の感染症発生動向調査では性器クラミジア感染症よりも少なかったです。再発を繰り返す特徴がありますが、新規報告数ではクラミジアが上回ります。正しくは:報告数が最も多い性感染症ではないため、不正解です。選びやすい理由:症状が特徴的で知られている性感染症ですが、報告数ではクラミジアに及びません。混同注意:尖圭コンジローマと同様に外陰部に病変を作るため、視覚的な症状だけでは区別が難しい場合があります。
- 4. 淋菌感染症の報告数は、平成25年(2013年)の感染症発生動向調査では性器クラミジア感染症よりも少なかったです。過去には非常に多かった時期もありますが、近年はクラミジアが最も多い傾向が続いています。正しくは:報告数が最も多い性感染症ではないため、不正解です。選びやすい理由:歴史的に有名な性感染症であり、抗生物質の進歩と関連して重要ですが、報告数ではクラミジアが優位です。混同注意:クラミジア感染症と同時に感染することも多く、症状も類似しているため、診断には検査が必要です。
国試ポイント
性感染症の疫学(報告数)に関する知識を問う問題です。特に、感染症発生動向調査に基づく日本の主要な性感染症の相対的な報告数を理解しているかが重要となります。最新の統計だけでなく、過去の特定の時点での統計データも把握しておく必要があります。
混同注意
各性感染症の症状や原因微生物、治療法は異なるものの、報告数という観点では混同しやすい。特に、感染者数が多い疾患と、重症化しやすい疾患、広く知られている疾患とを区別して考える必要がある。
次に同じ論点が出たら
今後、性感染症の報告数に関する統計データが出題された場合、その時点での最新情報を参照し、過去の傾向と比較検討できる知識が求められます。
関連知識
感染症法に基づく感染症発生動向調査、性感染症の主要な疾患(原因菌・ウイルス、症状、治療、予防)、感染経路。