球関節はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
肩関節は、上腕骨頭と肩甲骨関節窩からなる関節で、多軸性の運動が可能なため球関節に分類されます。特に屈曲・伸展、外転・内転、内旋・外旋、回旋といった多様な運動が特徴です。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。肩関節は上腕骨頭と肩甲骨関節窩からなる関節であり、屈曲・伸展、外転・内転、内外旋、回旋など、あらゆる方向に運動が可能なため球関節に分類されます。選びやすい理由:正しい選択肢であるため、医学的知識があれば迷わず選べます。
- 2. 膝関節は大腿骨顆と脛骨顆からなる複合関節であり、主に屈曲・伸展の動きをしますが、わずかな回旋運動も可能です。しかし、これは主として顆状関節(または蝶番関節と顆状関節の複合体)に分類され、球関節ではありません。正しくは:膝関節は顆状関節または蝶番関節(複合関節)に分類されます。選びやすい理由:膝関節も可動域が比較的大きい関節であるため、球関節と誤解する可能性があります。混同注意:球関節(可動域が広い点)、蝶番関節(主な運動が屈伸である点)
- 3. 下橈尺関節は橈骨と尺骨の遠位端にある関節で、前腕の回内・回外運動に関与します。この運動軸は1つであるため、車軸関節に分類されます。正しくは:下橈尺関節は車軸関節に分類されます。選びやすい理由:橈尺関節は前腕の回旋運動を伴うため、動きが多様だと錯覚して球関節と誤解する可能性があります。混同注意:球関節(回旋運動がある点)、蝶番関節(橈尺関節という名称から肘関節の一部と混同する可能性)
- 4. 手根中手関節は、手根骨と中手骨の間にある関節で、動く方向や可動域は関節によって異なります。特に母指の手根中手関節(母指CM関節)は鞍関節に分類され、他の手根中手関節は平面関節に近い動きをします。いずれも球関節ではありません。正しくは:母指の手根中手関節は鞍関節、その他の手根中手関節は平面関節に近い分類です。選びやすい理由:手関節周辺の関節は細かく、様々な動きができるため、球関節と誤解する可能性があります。混同注意:球関節(手指の複雑な動き)、鞍関節(母指CM関節)、平面関節(他の手根中手関節)
国試ポイント
関節の形態学的分類とその代表的な例を正確に覚えることが重要です。特に、可動域の大きい球関節とそれ以外の関節を区別できるようにしましょう。
混同注意
球関節と顆状関節や楕円関節は、ともに複数の運動軸を持つため混同しやすいですが、球関節は3軸以上の運動が可能なのに対し、顆状関節や楕円関節は2軸性の運動が基本です。
次に同じ論点が出たら
関節の形態学的分類に関する問題が出題された場合は、まずその関節が持つ運動軸の数と可動域の方向に着目し、代表的な例と照らし合わせて判断します。
関連知識
球関節には股関節も含まれ、肩関節と同様に可動域が広いという特徴があります。関節の形態学的分類には、他に蝶番関節(例:肘関節、指節間関節)、顆状関節(例:膝関節、中手指節関節)、楕円関節(例:橈骨手根関節)、鞍関節(例:母指CM関節)、平面関節(例:椎間関節、手根間関節)、車軸関節(例:上橈尺関節)などがあります。