平成29年(2017年)の国民健康・栄養調査における成人の生活習慣の特徴で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第109回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
平成29年国民健康・栄養調査の結果によれば、20歳以上の国民の睡眠時間の割合で最も多いのは「6時間以上7時間未満」でした。男性で33.3%、女性で34.4%を占めています。
選択肢ごとの解説
- 1. 国民健康・栄養調査(平成29年)によると、朝食の欠食率は男性では20歳代、女性では20歳代・30歳代で最も高くなっています。40歳代が最も高いわけではありません。正しくは:朝食を摂らない人の割合は、20歳代が一番高い。選びやすい理由:年代によって欠食率が異なることは知っていても、具体的な年代を混同する可能性がある。混同注意:他の調査結果や感覚的な印象と混同しやすい。
- 2. 国民健康・栄養調査(平成29年)によると、運動習慣のある人の割合は、男女ともに高齢になるほど高くなる傾向にあります。特に70歳以上で最も高くなっています。30歳代が最も高いわけではありません。正しくは:定期的に運動を行う習慣のある人の比率は、高齢者が一番高い。選びやすい理由:健康意識が高い若い世代ほど運動していると誤解しやすい。混同注意:スポーツジムの利用率など、特定の運動行動と混同しやすい。
- 3. 正解。国民健康・栄養調査(平成29年)の結果では、成人の平均睡眠時間として、男女ともに「6時間以上7時間未満」の割合が最も高いと報告されています。正しくは:この記述は正しい。選びやすい理由:個人差が大きい項目なので、断定的な選択肢に不安を感じることがある。混同注意:理想的な睡眠時間と実際の平均睡眠時間を混同する可能性がある。
- 4. 国民健康・栄養調査(平成29年)および過去の調査結果によると、習慣的に喫煙している人の割合は、男女ともに減少傾向にあります。10年前(平成19年)と比較しても減少しています。正しくは:日常的に喫煙している人の割合は、10年前と比較して減少している。選びやすい理由:喫煙が社会問題として継続的に取り上げられるため、減少していることに気づきにくい。混同注意:特定世代の喫煙率の増減と全体の傾向を混同しやすい。
国試ポイント
国民健康・栄養調査の最新動向と、日本人の主要な生活習慣(食事、運動、睡眠、喫煙、飲酒など)に関する統計データを正確に理解しているかが問われています。特に、各項目で最も割合が高い層や、経年変化の傾向を把握しておくことが重要です。
混同注意
生活習慣に関する一般的なイメージや感覚と、実際の統計データとの間に乖離がある場合があり、その点が選択肢の誤りにつながりやすい。具体的な数値や傾向を正確に記憶しておく必要があります。
次に同じ論点が出たら
今後も国民健康・栄養調査の最新データが発表された際には、主要な生活習慣項目について経年変化や年齢階級別の特徴をアップデートしておく必要があります。特に高齢者の生活習慣に関するデータは、今後の高齢化社会を見据えた看護計画立案に不可欠です。
関連知識
国民健康・栄養調査は、国民の身体状況、栄養摂取状況、生活習慣の状況を把握し、健康増進計画(健康日本21)の推進や生活習慣病対策の基礎資料として用いられます。関連知識として、健康日本21(第二次)の目標や、各生活習慣病のリスク因子と関連付けて学習すると理解が深まります。