精神障害者保健福祉手帳の交付によって精神障害者に適用されるのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第113回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
精神障害者保健福祉手帳を所持していると、所得税法上の障害者とみなされ、所得税の障害者控除を受けることができます。これは手帳交付による直接的な利点の一つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 行動援護は、知的障害や精神障害により行動に著しい困難がある人が対象となりますが、精神障害者保健福祉手帳の交付のみでは適用されず、別途、市町村の認定が必要となります。また、介護給付のサービスは障害支援区分によって利用可能なものが決まります。正しくは:行動援護の介護給付は、精神障害者保健福祉手帳の交付のみでは適用されません。選びやすい理由:精神障害者も対象となるため、手帳があれば利用できると誤解しやすい。混同注意:障害者総合支援法に基づくサービス全般と精神障害者保健福祉手帳による優遇措置との違い。
- 2. 正解。精神障害者保健福祉手帳を持つ者は、所得税法上の障害者と認定され、所得税の障害者控除を受けることができます。これは精神障害者保健福祉手帳の交付による直接的なメリットの一つです。正しくは:この選択肢は正しいです。選びやすい理由:特になし。手帳のメリットとして一般的なため。混同注意:他の税制上の優遇措置との混同。
- 3. 自立支援医療(精神通院医療)は、精神疾患で通院治療を受ける場合の医療費負担を軽減する制度ですが、精神障害者保健福祉手帳の交付とは直接的に紐づいていません。この制度を利用するには、別途、市町村への申請と認定が必要であり、手帳の有無は要件ではありません。正しくは:自立支援医療精神通院医療は、精神障害者保健福祉手帳の交付とは別の制度です。選びやすい理由:精神障害者に関連する医療費助成であるため、手帳と同時に適用されると誤解しやすい。混同注意:精神障害に関する異なる制度間の関係性の混同。
- 4. グループホームでの日常生活上の援助は、障害者総合支援法に基づく居住支援の一つです。これは精神障害者保健福祉手帳の有無に関わらず、障害支援区分の認定や市町村の決定によって利用が認められるサービスであり、手帳の交付によって自動的に適用されるものではありません。正しくは:グループホームでの援助は、精神障害者保健福祉手帳の交付のみでは適用されません。選びやすい理由:精神障害者の支援策として知られているため、手帳があれば利用できると誤解しやすい。混同注意:精神障害者保健福祉手帳の具体的な効用と、障害福祉サービスの利用手続きの混同。
国試ポイント
精神障害者保健福祉手帳の主なメリット(税制優遇、公共料金割引、手当など)と、その他の精神障害者向け制度(自立支援医療、障害福祉サービスなど)との違いを正確に理解しているかが問われる。手帳の有無が直接的な要件となるものと、別途申請や認定が必要なものを区別することが重要。
混同注意
自立支援医療(精神通院医療)や障害福祉サービス(行動援護、グループホーム等)は精神障害者の支援制度ではあるが、精神障害者保健福祉手帳の交付によって自動的に適用されるものではなく、それぞれに申請手続きや認定基準があるため、混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
精神障害者保健福祉手帳の等級と、それによって利用できる具体的なサービスや優遇措置との関連性について理解を深める必要がある。
関連知識
精神障害者保健福祉手帳のメリット(例:所得税・住民税の障害者控除、相続税の障害者控除、自動車税・自動車取得税の減免、携帯電話料金の割引、公共交通機関の割引、公共施設の入場料割引など)、自立支援医療制度(医療費負担の軽減)、障害者総合支援法に基づくサービス(介護給付、訓練等給付、地域生活支援事業など)。