小児慢性特定疾病対策における医療費助成で正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第108回看護師国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
小児慢性特定疾病医療費助成制度は、医療費の自己負担分の一部を助成することにより、患者家庭の医療費負担を軽減することを目的としています。自己負担額には上限が設けられており、全額が助成されるわけではありません。
選択肢ごとの解説
- 1. 小児慢性特定疾病の対象は、個別の疾病名で指定されており、疾患群という広範な括りではありません。厚生労働大臣が定める疾患が個別に指定されています。正しくは:対象となるのは個別の指定疾病です。選びやすい理由:「疾患群」という言葉が広義には当てはまるように感じられるかもしれませんが、制度上は具体的な指定疾病が対象となります。混同注意:「慢性特定疾病」という言葉から、ある程度の疾患グループを想像しやすいですが、正確には指定された疾患一つ一つが対象です。
- 2. 小児慢性特定疾病医療費助成の対象年齢は、原則として18歳未満ですが、医療を継続する必要があると認められた場合には20歳未満まで延長されます。したがって、「20歳に達するまで」は原則的な対象年齢ではありません。正しくは:助成を受けられる年齢は原則18歳未満ですが、一定の条件で20歳未満まで延長されます。選びやすい理由:「20歳未満」という上限が延長措置として存在するため、正解のように思えるかもしれませんが、原則は18歳未満です。混同注意:18歳未満と20歳未満の区別が曖昧になりやすいです。原則と延長の条件を理解しておく必要があります。
- 3. 正解。小児慢性特定疾病医療費助成制度は、医療費の自己負担分について、その一部を公費で助成するものです。全額が助成されるわけではなく、原則として自己負担上限額が設けられています。正しくは:(記載の通りで正しい)選びやすい理由:(特になし)混同注意:全額助成と一部助成の違いを理解しておく必要があります。
- 4. 小児慢性特定疾病対策は「児童福祉法」に基づいて実施されています。難病の患者に対する医療等に関する法律(通称:難病法)は、成人向けの難病医療費助成制度を定めています。正しくは:この制度は児童福祉法で規定されています。選びやすい理由:「難病」という言葉が共通するため、難病法との関連を誤解しやすいです。混同注意:小児と成人の難病医療助成制度がそれぞれ異なる法律に基づいている点を混同しやすいです。
国試ポイント
小児慢性特定疾病医療費助成制度の基本原則(対象疾病、対象年齢、助成内容、根拠法)を正確に理解しているかが問われています。特に、根拠法や対象年齢の原則と例外は混同しやすいため注意が必要です。
混同注意
小児慢性特定疾病と成人の難病医療費助成制度の根拠法(児童福祉法と難病法)や、対象年齢の原則(18歳未満)と延長(20歳未満)の違いが混同しやすいポイントです。
次に同じ論点が出たら
この問題が解ければ、制度の基本的な枠組みは理解できています。今後は、個別の指定疾病の数や、自己負担上限額の具体的な基準、申請手続きの流れなど、より詳細な知識を学習すると良いでしょう。
関連知識
小児慢性特定疾病医療費助成制度の他には、自立支援医療制度(育成医療・更生医療・精神通院医療)、難病医療費助成制度などがあります。それぞれの対象疾患、対象年齢、根拠法、助成内容の違いを理解しておくことが重要です。