生検
生検とは、体の組織の一部を採取して詳しく調べることで、病気の診断や状態の確認を行うための検査です。肝臓や胸膜などの部位において、他の検査では分からない詳細な情報を得るために実施されます。
とは
生検は、病気の診断や感染などを調べるために体の組織サンプルを採取する検査です。肝臓の検査では、試験開腹中に採取するほか、皮膚から中空の針を刺す経皮的肝生検や、首の静脈からカテーテルを通す経静脈的肝生検といった方法があります。また、胸膜の検査においても組織の検体を採取する方法があり、状況に応じて適切な手技が選択されます。
何がわかるか
この検査を行うことで、他の検査では得られない臓器の詳細な情報を検出することができます。例えば肝臓の検査では、肝臓内の過剰な脂肪や慢性的な炎症、銅や鉄が過剰に蓄積する病気、移植後の合併症、原発性または転移性の肝臓がんなどを確認することが可能です。また、胸膜の検査ではがんや感染を診断し、胸水が生じる原因を確定するために行われます。
受ける前後・注意
生検を受ける際には、検査の種類や部位に応じて注意点があります。例えば経皮的肝生検は外来で行うことができ、超音波検査で位置を確認して皮膚に麻酔をかけてから針を挿入します。サンプル採取後は出血などの合併症のリスクがわずかにあるため、病院の外来で安静にする必要があります。出血が起こる可能性がある期間中は、病院から離れすぎないよう説明を受けることがあります。検査後には右上腹部に軽い痛みを伴うことがありますが、通常は鎮痛薬で和らげることができます。一方、胸膜の検査では特別な前処置は不要とされていますが、合併症のリスクがあるため検査後に胸部X線を行うべきとされています。
関連する主な病気
生検に関連して調べられる主な病気には、脂肪肝や慢性肝炎などの肝疾患が含まれます。また、銅が過剰に蓄積するウィルソン病や、鉄が過剰に蓄積するヘモクロマトーシスといった代謝性肝疾患も対象となります。さらに、肝移植後の合併症、原発性または転移性の肝臓がんのほか、胸膜に関連するがんや感染、滲出性胸水の原因となる結核などの病気が挙げられます。
生検に関連する国家試験問題
出典
- MSDマニュアル家庭版
- MSDマニュアル プロフェッショナル版
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