悪性腫瘍の転移や活動性を評価する検査として最も適切なものはどれか。
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正解は2番
解説
悪性腫瘍細胞は正常細胞に比べて糖代謝が亢進している特徴がある。PET(陽電子放射断層撮影)検査は、放射性ブドウ糖アナログ(FDG)を投与し、その取り込みを全身で画像化することで、悪性腫瘍の転移巣や再発、治療効果・活動性を評価するのに極めて有用である。
選択肢ごとの解説
- 1. 血液検査は腫瘍マーカーなどを測定して病勢の補助診断にはなるが、転移巣の部位や全身の活動性を直接画像化することはできない。
- 2. 正解。悪性腫瘍細胞は正常細胞に比べて糖代謝が亢進している特徴がある。PET(陽電子放射断層撮影)検査は、放射性ブドウ糖アナログ(FDG)を投与し、その取り込みを全身で画像化することで、悪性腫瘍の転移巣や再発、治療効果・活動性を評価するのに極めて有用である。
- 3. 超音波検査は体内の臓器や血管の形態、血流などをリアルタイムで観察するのに優れるが、全身の転移巣の評価には適さない。
- 4. 内視鏡検査は体腔内にスコープを挿入し、消化管や気管支などの粘膜を直接観察し、生検を行うために用いられる。
国試ポイント
悪性腫瘍の確定診断には生検による病理組織検査が必須であるが、転移や活動性の評価にはPET検査や各種画像診断が選択される点を聞き分ける問題が頻出する。
覚え方
PETは糖代謝(FDG)をとらえる ⇄ 生検は組織の顔つき(組織像)をとらえる
対になる知識
悪性腫瘍の診断と評価において、それぞれの検査には明確な役割の違いがある。腫瘍の存在や広がり、悪性度、全身への遠隔転移を一度に評価し、活動性を把握するためにはPET検査が非常に有用である。これに対し、悪性腫瘍の最終的な確定診断を下すためには、病変組織を採取して顕微鏡で観察する病理組織検査(生検)が必須のゴールドスタンダードとなる。
関連知識
生検は病理組織診断のために病変の一部を採取する手技である。腫瘍マーカーはスクリーニングや経過観察には有用だが、単独では確定診断に至らない。骨折の評価には単純エックス線検査が基本となる。