介護保険における通所リハビリテーションで正しいのはどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第60回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
介護保険における通所リハビリテーションは、医療機関(病院、診療所)、介護老人保健施設、介護医療院のいずれかで実施される居宅サービスです。したがって、選択肢2の「介護老人保健施設で実施できる」という記述は正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. 通所リハビリテーションの主要な目的は、利用者の心身機能の維持・向上、日常生活動作能力の改善、自立支援、QOLの向上です。入浴介助は付帯的なサービスであり、中心的な目的ではありません。正しくは:主な目的は利用者の心身機能の維持・向上、日常生活動作能力の改善である。選びやすい理由:通所系のサービスで入浴支援が行われることは事実であるため、深く考えずに選んでしまう可能性があります。混同注意:通所リハビリテーションと通所介護(デイサービス)の目的を混同しやすいです。通所介護は生活支援(入浴、食事、レクリエーションなど)が中心的なサービスです。
- 2. 正解。通所リハビリテーションは、医療機関(病院・診療所)や介護老人保健施設、介護医療院が提供主体となる居宅サービスです。したがって、介護老人保健施設で実施可能という記述は正しいです。
- 3. 介護保険における通所リハビリテーションには、利用期間に関する明確な一律の上限は設けられていません。医師の指示やケアプランに基づき、必要性が認められる限り継続して利用できます。正しくは:利用期間に一律の明確な上限は定められていない。選びやすい理由:医療保険のリハビリテーションには期間制限があるため、その知識と混同して選んでしまう可能性があります。混同注意:医療保険のリハビリテーション(急性期、回復期、維持期など)の期間制限や、他の介護保険サービスの一時的な利用期間制限と混同しやすいです。
- 4. 通所リハビリテーションの対象は、要支援1・2の認定を受けた者(介護予防通所リハビリテーション)と、要介護1〜5の認定を受けた者(通所リハビリテーション)の全てです。特定の要介護度以上の制限はありません。正しくは:要支援1・2および要介護1〜5の認定を受けた者が対象である。選びやすい理由:特定のサービスで対象が限定される場合があるため、そのような知識と混同しやすいです。混同注意:特定入所者介護サービス費などのように、所得要件や要介護度によって対象が限定される介護保険サービスと混同しやすいです。
- 5. 通所リハビリテーションは「居宅サービス」の一つです。施設サービスは、介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)、介護老人保健施設、介護医療院での入所サービスを指します。正しくは:介護保険事業の居宅サービスの一つである。選びやすい理由:介護老人保健施設など「施設」で行われるサービスであるため、施設サービスと誤解しやすいです。混同注意:居宅サービスと施設サービスの分類を混同しやすいです。また、介護老人保健施設自体は施設サービスも提供しますが、そこで行われる通所リハビリテーションは居宅サービスであるという点の区別が重要です。
国試ポイント
介護保険制度における各サービスの種類(居宅サービス、施設サービスなど)、提供主体、対象者、目的、特徴について正確な知識が求められます。特に、通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションなど、リハビリテーション関連サービスの理解は重要です。
混同注意
通所リハビリテーションと通所介護(デイサービス)の目的と提供内容、医療保険のリハビリテーションとの期間制限、居宅サービスと施設サービスの違い、要介護度による対象者の違いなどを混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
介護保険サービスの種類と分類(居宅・施設・地域密着型)、各サービスの対象者、目的、提供事業所の要件、リハビリテーション専門職の役割を整理して理解できているかを確認する。特に、リハビリテーションを主目的とするサービスと、生活支援に付随するリハビリテーションの違いに注目する。
関連知識
介護保険制度の全体像(居宅サービス、施設サービス、地域密着型サービスなど)、介護保険の対象者、各サービスの具体的な内容、リハビリテーション専門職の関与、介護予防通所リハビリテーションとの違いなど。