自助具を作製する際の道具と目的の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第60回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
万力は、自助具製作において木材や金属などの材料を安定して固定するために使用される重要な工具です。材料をしっかり固定することで、切断、穴あけ、削り出しといった各種加工を安全かつ正確に行うことが可能になります。
選択肢ごとの解説
- 1. 錐は材料に穴を開けるための工具です。厚みを測定する目的ではありません。正しくは:錐(きり)が材料に穴を開ける。選びやすい理由:手工具であるため、様々な作業に使えると思われがちですが、主な用途は限定的です。混同注意:巻尺やノギスなどの測定具と混同しやすいです。
- 2. 電動ボール盤は、材料に正確な穴を開けるための電動工具です。針金を切断する用途ではありません。正しくは:電動ボール盤が材料に正確な穴を開ける。選びやすい理由:電動工具であるため、あらゆる種類の加工に使えるというイメージから誤解されやすいです。混同注意:ワイヤーカッターやニッパーといった切断工具と混同しやすいです。
- 3. ノギスは、材料の長さ、厚さ、深さなどを精密に測定するための測定器です。穴を開ける道具ではありません。正しくは:ノギスが材料の寸法(長さ、厚み、深さなど)を正確に測る。選びやすい理由:精密な作業に使う工具という漠然としたイメージから、加工ができると誤解されることがあります。混同注意:ドリルやポンチなどの穴あけ工具と混同しやすいです。
- 4. ペンチは、物を挟んだり、曲げたり、針金などを切断したりするのに用いる工具です。木材を削る目的には使用しません。正しくは:ペンチが針金などを掴む、曲げる、あるいは切断する。選びやすい理由:家庭でもよく見かける一般的な工具であるため、汎用性が高いと誤解されやすいです。混同注意:のこぎり、かんな、ヤスリなどの切削工具と混同しやすいです。
- 5. 正解。万力は、作業台などに固定し、加工対象となる材料を強力に挟み込んで動かないように固定する工具です。これにより、他の工具で安全かつ正確に作業を行うことができます。
国試ポイント
自助具製作における基本的な手工具や電動工具の名称と、それぞれの主要な用途を正確に理解しているかを問う問題です。特に、誤った用途と結びつけられやすい工具について注意が必要です。
混同注意
各工具の形状や名称から、その機能や目的を漠然と捉えてしまうと間違いやすいです。特に、測定具と加工具、切断具と穴あけ具、あるいは固定具と加工具の区別が曖昧だと誤答につながります。
次に同じ論点が出たら
次に同様の問題が出た場合、各工具が持つ『最も中心的で固有の機能』に注目しましょう。『測る』、『切る』、『削る』、『穴を開ける』、『固定する』など、具体的な動作と工具を正確に結びつけて覚えることが重要です。
関連知識
自助具製作では、木工、金工、プラスチック加工など様々な作業が行われるため、多種多様な工具が用いられます。基本的な工具としては、のこぎり、やすり、ドリル、グラインダー、ハンダごてなども挙げられます。それぞれの工具の正しい使い方や安全な取り扱いについても学習が重要です。