10 m歩行において歩幅45 cm、歩行率80歩/分を示す。このときの歩行速度(m/秒)はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第57回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
歩行速度は「歩幅 × 歩行率」で求められます。まず単位を揃える必要があります。歩幅45cmは0.45mです。歩行率80歩/分を秒速に換算すると、80歩/60秒 ≒ 1.333歩/秒です。したがって、歩行速度は 0.45m × (80/60)歩/秒 = 0.45m × (4/3)歩/秒 = 0.6m/秒 となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 計算が誤っています。歩幅と歩行率を正しく換算し、乗算することで正確な速度が得られます。正しくは:正しい計算(0.45m × (80歩/分 ÷ 60秒/分) = 0.6m/秒)を行ってください。選びやすい理由:計算ミス、特に単位換算の段階での間違いが原因で、この値にたどり着く可能性があります。混同注意:歩行率を60で割るのを忘れる、または歩幅をcmのまま計算するなどの間違いと混同しやすいです。
- 2. 計算が誤っています。歩幅をメートルに変換し、歩行率を1秒あたりの歩数に変換してから乗算する必要があります。正しくは:正しい計算(0.45m × (80歩/分 ÷ 60秒/分) = 0.6m/秒)を行ってください。選びやすい理由:近い数値であるため、計算の途中で端数を切り捨てたり、近似値を使ったりすると、この値になる可能性があります。混同注意:歩行率の分と秒の換算を間違える、または歩幅の単位換算を忘れることと混同しやすいです。
- 3. 正解。歩行速度は、歩幅と歩行率を乗じることで算出されます。まず、歩幅45cmを0.45mに変換します。次に、歩行率80歩/分を1秒あたりの歩数に変換します(80歩/分 ÷ 60秒/分 ≒ 1.33歩/秒)。これらを乗じると、0.45m × (80/60)歩/秒 = 0.45m × (4/3)歩/秒 = 0.6m/秒となります。
- 4. 計算が誤っています。単位換算を正確に行い、歩幅と歩行率を乗算することで、正しい値が得られます。正しくは:正しい計算(0.45m × (80歩/分 ÷ 60秒/分) = 0.6m/秒)を行ってください。選びやすい理由:計算ミスや、丸め誤差などによってこの数値が導かれる可能性があります。混同注意:特に歩行率を秒単位に変換する際に、正確な小数値を使わないことで誤差が生じ、この値と混同することがあります。
- 5. 計算が誤っています。単位換算(cmからm、分から秒)を正確に行い、その上で歩幅と歩行率を乗算してください。正しくは:正しい計算(0.45m × (80歩/分 ÷ 60秒/分) = 0.6m/秒)を行ってください。選びやすい理由:例えば、歩行率を80歩/秒と誤解したり、歩幅を大きく見積もったりすると、この値に近づく可能性があります。混同注意:歩行率を分から秒に変換せずそのまま使って計算したり、歩幅の単位換算を怠ったりすることと混同しやすいです。
国試ポイント
この問題は、歩行に関する基本的な指標である歩行速度の計算能力を問うものです。特に、歩幅と歩行率の定義を理解し、異なる単位(cm、分)から共通の単位(m、秒)への換算を正確に行えるかが評価されます。臨床現場での歩行分析においても重要な基礎知識です。
混同注意
歩行速度とケイデンス(歩行率)を混同したり、歩行距離と歩行速度の概念を混同したりすることがあります。また、歩行周期の計算とは異なります。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出題された場合、歩行速度だけでなく、歩行率や歩幅、あるいは歩長などの他の歩行指標の計算問題、またはそれらの指標が病態によってどのように変化するかを問う問題が出題される可能性があります。特に、特定の疾患(例:パーキンソン病、脳卒中など)における歩行の特徴と、それに伴う歩行指標の変化を理解しているかどうかが問われるでしょう。
関連知識
歩行周期の各相(立脚相、遊脚相)、二重支持期、単一支持期、歩行率、歩幅、歩長、歩隔などの基本的な歩行分析指標。これらがそれぞれどのように定義され、臨床的に何を意味するのかを理解している必要があります。また、これらの指標が疾患や年齢によってどのように変化するかも重要です。