二次予防はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第60回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
二次予防とは、疾病の早期発見・早期治療を通じて、その進行を阻止したり、合併症を予防したりする段階の介入を指します。糖尿病患者への食事指導は、既に糖尿病が発症している状態において、血糖コントロールを行い、病状の悪化や合併症の発生を防ぐことを目的とするため、二次予防に該当します。他の選択肢は、疾病の発生自体を防ぐ一次予防か、疾病が進行した後の機能維持・改善を図る三次予防に分類されます。
選択肢ごとの解説
- 1. これは一次予防に該当します。骨折がまだ発生していない段階で、そのリスクを低減するための介入だからです。正しくは:一次予防選びやすい理由:疾病の予防と聞くと広義にとらえがちですが、骨折という特定の疾患の発生前介入である点が異なります。混同注意:一次予防と混同しやすいです。
- 2. これは一次予防に該当します。疾病の発生自体を防ぐための健康増進活動だからです。正しくは:一次予防選びやすい理由:健康維持のための活動としてポジティブな印象を与えますが、疾病の早期発見・早期治療のフェーズではないため誤りです。混同注意:一次予防と混同しやすいです。
- 3. 正解。これは二次予防に該当します。糖尿病という疾病が既に発症しているが、その進行を遅らせたり、合併症を防いだりするための早期治療・介入であるためです。
- 4. これは三次予防に該当します。関節リウマチが既に発症し、機能障害がある状態で、その進行を抑制し、生活の質の維持・向上を図るための介入だからです。正しくは:三次予防選びやすい理由:疾病の悪化を防ぐという意味では予防ととらえられますが、早期発見・早期治療のフェーズを超えているため誤りです。混同注意:三次予防と混同しやすいです。
- 5. これは一次予防に該当します。疾病の発生自体を予防するための介入だからです。正しくは:一次予防選びやすい理由:予防という言葉から、予防行為全般と捉えがちですが、特定の疾病発生前の介入であるため異なります。混同注意:一次予防と混同しやすいです。
国試ポイント
予防医学における一次予防、二次予防、三次予防の分類を正確に理解しているかが問われる問題です。各予防段階の具体的な活動内容を区別できる必要があります。
混同注意
一次予防、二次予防、三次予防の定義と具体例が混同されやすい。特に、『予防』という言葉から全ての予防活動を一次予防と誤解しやすい点に注意が必要です。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出た場合、まず提示された介入が『疾病が発生する前』、『疾病が発症した後で症状が軽度な段階』、『疾病が進行し機能障害がある段階』のどれに該当するかを判断する。そして、その目的が『発生予防』、『早期治療・進行阻止』、『機能維持・社会復帰』のどれであるかを明確にする。
関連知識
一次予防: 健康増進、特定疾患の予防(例:予防接種、禁煙指導、健康的な食生活の推奨)。二次予防: 早期発見・早期治療(例:健診、特定疾患スクリーニング、早期介入)。三次予防: 機能回復、社会復帰、合併症の予防と再発防止(例:リハビリテーション、QOL改善のための支援)。