関節可動域測定の運動方向と参考可動域角度(日本整形外科学会、日本リハビリテーション医学会基準による)の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第55回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・5番
解説
日本整形外科学会および日本リハビリテーション医学会による関節可動域表示ならびに測定法において、肩関節の水平伸展の基準可動域は30°であり、足関節の底屈の基準可動域は45°と定められているため、これらの選択肢が正しい組み合わせです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。肩関節の水平伸展の基準可動域は30°であるため、この組み合わせは正しいです。選びやすい理由:肩関節の運動は種類が多く、それぞれの基準角度を覚えるのが難しいため、正解を選ぶのが難しいと感じるかもしれません。混同注意:肩関節の他の運動(例:水平屈曲30°、外転180°、内転0°)の角度。
- 2. 肘関節の屈曲の基準可動域は145°です。選択肢の120°は誤りです。正しくは:145°選びやすい理由:120°という数字は、他の関節の可動域(例:股関節屈曲125°、膝関節屈曲130°)と近い数値のため、正解と誤解しやすいです。混同注意:股関節や膝関節の屈曲角度。
- 3. 手関節の背屈の基準可動域は70°です。選択肢の50°は誤りです。正しくは:70°選びやすい理由:手関節の掌屈が70°、橈屈が25°、尺屈が55°と、複数の運動方向と角度があり、似た数字のため混同しやすいです。混同注意:手関節の掌屈(70°)や尺屈(55°)の角度。
- 4. 股関節の内転の基準可動域は20°です。選択肢の30°は誤りです。正しくは:20°選びやすい理由:30°という角度は、他の関節の運動(例:肩関節水平伸展30°、股関節外転45°)にも見られるため、正解と誤解しやすいです。混同注意:股関節の外転(45°)や肩関節の水平伸展(30°)の角度。
- 5. 正解。足関節の底屈の基準可動域は45°であるため、この組み合わせは正しいです。選びやすい理由:足関節の背屈が20°であるため、底屈と背屈の角度を混同しやすいです。混同注意:足関節の背屈(20°)。
国試ポイント
関節可動域(ROM)測定の基準角度と運動方向を正確に覚えることが重要です。特に、肩関節、肘関節、手関節、股関節、足関節は頻出であり、主要な運動方向の基準値を暗記する必要があります。
混同注意
各関節の複数の運動方向(例:肩の屈曲、伸展、外転、内転、水平屈曲、水平伸展など)の角度が混同されやすいです。また、似たような角度を持つ別の関節の運動方向と混同することもあります。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合は、まず主要な関節(肩、肘、手、股、膝、足)の主要な運動方向(屈曲、伸展、外転、内転、回旋など)の基準角度が正確であるかを確認し、特に似た数字の角度を持つ関節と運動方向の組み合わせに注意して判断します。
関連知識
ゴニオメーターの正しい使い方、測定時の肢位、最終域での感触(エンドフィール)、他動ROMと自動ROMの違い、Meryonの計測法、他動運動の禁忌事項なども関連知識として重要です。