ロコモティブシンドロームにおけるロコモ度と判定基準の該当項目の組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第60回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
ロコモ度2の判定基準の一つに、椅子立ち上がりテストがあり、両脚で20cmの高さから立ち上がれない場合にロコモ度2と判定される。これは、下肢筋力やバランス能力の低下が進行している状態を示唆するため。
選択肢ごとの解説
- 1. 片脚立ち上がりテストの高さは、ロコモ度1では40cm、ロコモ度2では30cmの高さから片脚で立ち上がることが困難である場合に該当する。30cmはロコモ度2の片脚立ち上がりテストの基準。正しくは:ロコモ度1の片脚立ち上がりテストは、40cmの高さから片脚で立ち上がることが困難である場合に該当する。選びやすい理由:片脚立ち上がりテストがロコモ度の評価項目であることは正しいが、高さとロコモ度の組み合わせが異なるため誤り。具体的な数値が示されているため、正しいように感じやすい。混同注意:ロコモ度1とロコモ度2の椅子立ち上がりテストの高さ(片脚・両脚)の基準値。
- 2. 2ステップ値0.9以上1.1未満はロコモ度2の基準である。ロコモ度1は1.1以上1.3未満。正しくは:ロコモ度1の2ステップ値は1.1以上1.3未満。2ステップ値0.9以上1.1未満はロコモ度2の基準である。選びやすい理由:2ステップ値がロコモ度の評価項目であることは正しいが、数値とロコモ度の組み合わせが異なるため誤り。具体的な数値が示されているため、正しいように感じやすい。混同注意:ロコモ度1とロコモ度2の2ステップテストの基準値。
- 3. 正解。ロコモ度2の判定基準として、椅子立ち上がりテストにおいて両脚で20cmの高さから立ち上がることができない状態が該当するため。選びやすい理由:ロコモ度判定基準の正確な知識を問う問題であり、正しい組み合わせである。
- 4. 2ステップ値1.1以上1.3未満はロコモ度1の基準である。ロコモ度2は0.9以上1.1未満。正しくは:ロコモ度2の2ステップ値は0.9以上1.1未満。2ステップ値1.1以上1.3未満はロコモ度1の基準である。選びやすい理由:2ステップ値がロコモ度の評価項目であることは正しいが、数値とロコモ度の組み合わせが異なるため誤り。具体的な数値が示されているため、正しいように感じやすい。混同注意:ロコモ度1とロコモ度2の2ステップテストの基準値。
- 5. ロコモ度3という分類は一般的ではなく、ロコモ度は0, 1, 2で評価される。2ステップ値1.3以上1.5未満は、ロコモ度判定では「移動機能が自立している」状態であり、ロコモ度0に相当する。正しくは:ロコモ度3という分類は現行の判定基準には存在しない。2ステップ値1.3以上1.5未満は、ロコモ度0(移動機能自立)の基準値である。選びやすい理由:2ステップ値の範囲として提示されているため、何らかのロコモ度と関連する可能性を感じさせる。しかし、ロコモ度3という分類自体が不適切である。混同注意:ロコモ度の分類数と、2ステップ値の各ロコモ度への対応。
国試ポイント
ロコモティブシンドロームのロコモ度判定基準(特に椅子立ち上がりテスト、2ステップテスト、ロコモ25)を正確に覚えること。
混同注意
各ロコモ度(0, 1, 2)に対応する具体的な数値基準や評価項目(椅子立ち上がりテストの高さ、2ステップテストの数値、ロコモ25の点数)と、それぞれのレベルが混同しやすい。特に、片脚・両脚の区別や高さの数値の違い。
次に同じ論点が出たら
次に類似問題が出題された際は、各ロコモ度の定義と、それに該当する椅子立ち上がりテストの高さ(片脚・両脚の別)、2ステップテストの基準値、ロコモ25の点数を照合して判断する。
関連知識
ロコモティブシンドロームの概念(運動器の障害により移動機能の低下をきたした状態)、運動器の健康寿命延伸の重要性、ロコモ度に応じた予防・改善のための運動療法(ロコトレなど)。