0歳~成人が適用年齢となる検査はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第61回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
新版K式発達検査は、乳幼児期(生後100日)から成人までを対象としており、質問文の『0歳~成人が適用年齢』に最も合致する検査です。知能と発達水準を総合的に評価できる点が特徴です。
選択肢ごとの解説
- 1. WISC-Vは児童向けの知能検査であり、適用年齢は6歳0ヶ月から16歳11ヶ月までです。0歳児や成人には適用できません。正しくは:WISC-Ⅴは6歳0ヶ月から16歳11ヶ月までの児童が対象です。選びやすい理由:広く使われている知能検査であるため、適用年齢も広いと誤解しやすいかもしれません。混同注意:WAIS-IV(成人向け)やWPPSI-IV(就学前向け)と混同する可能性があります。
- 2. 正解。新版K式発達検査は、生後100日から成人までを対象とし、知能や発達水準を測定する検査です。このため、設問の『0歳~成人が適用年齢』に合致します。選びやすい理由:発達検査という名称から、乳幼児期が主な対象と思われがちですが、実際には成人までカバーしています。
- 3. 田中・ビネー知能検査は、適用年齢が2歳から成人までとなっています。0歳児は対象外です。正しくは:田中・ビネー知能検査は2歳から成人までが対象です。選びやすい理由:成人まで対象であるため、広い範囲をカバーしていると感じやすいですが、0歳は含まれません。混同注意:新版K式発達検査と適用年齢範囲を混同しやすいです。
- 4. ASQは保護者記入式のスクリーニング検査で、生後1ヶ月から6歳までの乳幼児を対象としています。成人には適用できません。正しくは:ASQは生後1ヶ月から6歳までの乳幼児が対象です。選びやすい理由:乳幼児期の発達評価として広く使われているため、広い年齢層に対応していると誤解する可能性があります。混同注意:他の発達検査全般と混同し、適用年齢を誤解しやすいです。
- 5. 改訂日本語版デンバー式発達スクリーニング検査は、主に生後1ヶ月から6歳までの乳幼児の発達遅滞をスクリーニングする検査であり、成人には適用できません。正しくは:改訂日本語版デンバー式発達スクリーニング検査は生後1ヶ月から6歳までの乳幼児が対象です。選びやすい理由:「発達」という言葉から、乳幼児から成人までを広くカバーすると感じるかもしれませんが、実際はスクリーニングに特化しており、対象年齢も限られています。混同注意:ASQと同様に、乳幼児期の発達検査として他の検査と混同しやすいです。
国試ポイント
この問題は、主要な発達検査や知能検査の正確な適用年齢範囲を理解しているかを問うものです。各検査がどのような目的で、どの年齢層に用いられるかを正確に覚えている必要があります。
混同注意
WISC-Ⅴ(児童)、WAIS-IV(成人)、WPPSI-IV(就学前)といったウェクスラー系検査の適用年齢。田中・ビネー知能検査と新版K式発達検査の適用年齢範囲の違い。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出た場合、単に適用年齢だけでなく、「実施形式(個別・集団・質問紙)」「評価領域(知能、発達、特定の認知機能など)」「検査の目的(スクリーニング、診断、支援計画立案など)」も問われる可能性が高いと予測し、それらも併せて学習する。
関連知識
各検査の目的、評価領域、実施形態(個別式、集団式、質問紙など)、実施時間、採点方法、結果の解釈。特にスクリーニング検査と診断用検査の違い。