ASIAの評価法における脊髄髄節とそのkey muscleとの組合せで正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第57回作業療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
ASIAの評価法において、C5のキーマッスルは肘関節屈筋群(主に上腕二頭筋)です。この組み合わせは標準的な神経学的診察プロトコルに従っています。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。C5のキーマッスルは上腕二頭筋(肘関節屈筋)です。これはASIAの標準的な評価項目と一致します。
- 2. C6のキーマッスルは手関節背屈筋群(長橈側手根伸筋、短橈側手根伸筋)です。肘関節伸筋群(上腕三頭筋)はC7のキーマッスルです。正しくは:C6のキーマッスルは手関節背屈筋群です。選びやすい理由:C6が上肢の機能に関連する髄節であるため、肘関節の動きと結びつけやすいかもしれません。混同注意:C6(手関節背屈)とC7(肘関節伸展、手関節屈曲)のキーマッスルを混同しやすいです。
- 3. C7のキーマッスルは肘関節伸筋群(上腕三頭筋)です。小指外転筋はT1のキーマッスルです。正しくは:C7のキーマッスルは肘関節伸筋群です。選びやすい理由:C7も手指の機能に関与する髄節ですが、具体的なキーマッスルを誤認している可能性があります。混同注意:C7(肘関節伸展)とT1(小指外転)のキーマッスルを混同しやすいです。
- 4. L2のキーマッスルは股関節屈筋群(腸腰筋)です。膝関節伸筋群(大腿四頭筋)はL3のキーマッスルです。正しくは:L2のキーマッスルは股関節屈筋群です。選びやすい理由:L2、L3ともに下肢の動き、特に膝関節に近い髄節であるため、混同しやすいです。混同注意:L2(股関節屈曲)とL3(膝関節伸展)のキーマッスルを混同しやすいです。
- 5. L3のキーマッスルは膝関節伸筋群(大腿四頭筋)です。足関節背屈筋群(前脛骨筋)はL4のキーマッスルです。正しくは:L3のキーマッスルは膝関節伸筋群です。選びやすい理由:L3が下肢の機能に関連する髄節であるため、足関節の動きと結びつけやすいかもしれません。混同注意:L3(膝関節伸展)とL4(足関節背屈)のキーマッスルを混同しやすいです。
国試ポイント
ASIA分類における各髄節と対応するキーマッスルの正確な知識が問われています。上肢と下肢それぞれの主要筋と髄節の関連性を正確に覚えている必要があります。
混同注意
各髄節のキーマッスル、特に隣接する髄節のキーマッスルは混同されやすいです。例えば、C5とC6、C6とC7、L2とL3、L3とL4などが挙げられます。また、主要筋がどの関節運動を司るかを正確に理解していないと間違いやすいです。
次に同じ論点が出たら
今後この論点が出題される場合、キーマッスルだけでなく、感覚レベルの主要皮膚分節(キーダーマートーム)との組み合わせ、または完全損傷と不全損傷の判断基準などが問われる可能性があります。また、ASIA分類における運動レベルと感覚レベルの定義や、神経学的損傷レベル(NLI)の決定方法についても確認が必要です。
関連知識
ASIA分類は脊髄損傷の重症度やレベルを評価するための国際的な標準であり、感覚レベルと運動レベル(キーマッスル)の評価が重要です。各キーマッスルに対応する徒手筋力検査(MMT)の実施方法も理解しておく必要があります。