呼吸器で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第59回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
下気道は、喉頭の声門下腔から始まり、気管、気管支、細気管支、肺胞までを含む領域です。したがって、気管支は下気道の一部に該当します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。下気道は、声帯の下にある喉頭の一部(声門下腔)、気管、気管支、肺を含みます。気管支は気管の分岐部から肺内へと続く構造であり、明確に下気道の一部です。
- 2. 輪状軟骨は硝子軟骨(ガラス軟骨)であり、弾性軟骨ではありません。弾性軟骨は耳介や喉頭蓋に多く見られます。正しくは:輪状軟骨は硝子軟骨(ガラス軟骨)である。選びやすい理由:軟骨の種類が複数あるため、どれがどの軟骨であるか混同しやすいです。混同注意:硝子軟骨と弾性軟骨の分布。
- 3. 気管の標準的な長さは成人で約10~13cm程度です。20cmは長すぎます。正しくは:気管の長さは約10~13cmである。選びやすい理由:漠然とした数字で、正確な長さを知らないと選びやすいかもしれません。他の身体部位の長さと混同する可能性もあります。混同注意:他の臓器や骨の長さの数値。
- 4. 咽頭の下端は第6頚椎(C6)の高さで食道へと移行します。C8という頚椎は存在しません。正しくは:咽頭の下端は第6頚椎(C6)の位置にある。選びやすい理由:頚椎の高さに関する知識が曖昧だと、数字の組み合わせで選びやすい可能性があります。混同注意:頚椎の番号と咽頭や他の器官との関係。
- 5. 右気管支は気管の延長線に近い角度(約25度)で分岐する一方、左気管支はより大きな角度(約45度)で分岐します。このため、異物は右気管支に入りやすくなります。正しくは:気管の延長線に対する分岐角度は左気管支よりも右気管支の方が小さい。選びやすい理由:左右のどちらが大きいかという知識が曖昧だと、反対を答えてしまう可能性があります。異物がどちらに入りやすいかの知識と混同するかもしれません。混同注意:左右の気管支の分岐角度の大小と異物の吸入方向。
国試ポイント
呼吸器系の解剖学的区分(上気道・下気道)、主要な構成要素の性質(軟骨の種類)、および構造的特徴(長さ、分岐角度)に関する正確な知識が問われています。特に数字や左右の比較は、国試でよく出題されるポイントです。
混同注意
上気道と下気道の範囲、軟骨の種類(硝子軟骨、弾性軟骨)、気管支の左右の分岐角度の大小関係。
次に同じ論点が出たら
今後同じ論点が出た場合、上気道・下気道の範囲、各軟骨の分類、臓器の平均的な長さ、および左右差のある構造の特徴(例:血管、神経の走行)について確認する問題が出る可能性があります。
関連知識
上気道:鼻腔、咽頭、喉頭(声帯まで)。下気道:喉頭(声帯より下)、気管、気管支、肺。輪状軟骨、甲状軟骨は硝子軟骨。喉頭蓋、耳介軟骨は弾性軟骨。気管の長さは約10-13cm。咽頭の下端はC6レベル。右気管支は気管延長線に近い(約25度)、左気管支はより鋭角(約45度)。