距骨と関節を構成するのはどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第58回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・2番
解説
距骨は足関節を構成する中心的な骨であり、下腿の脛骨・腓骨とは足関節を形成します。足根骨の中では、踵骨とは距骨下関節を、舟状骨とは距舟関節をそれぞれ直接形成します。したがって、距骨と直接関節する足の骨は踵骨と舟状骨の2つです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。距骨と踵骨は距骨下関節(または距踵関節)を形成し、足の回内・回外運動において重要な役割を担います。
- 2. 正解。距骨と舟状骨は距舟関節を形成し、横足根関節(ショパール関節)の一部を構成します。
- 3. 立方骨は主に踵骨、第4・第5中足骨、および外側楔状骨と関節を形成しますが、距骨とは直接関節しません。正しくは:立方骨は、踵骨、第4・第5中足骨、外側楔状骨と関節を形成します。選びやすい理由:足根骨の一部であり、距骨に近い位置にあるため、直接関節すると誤解しやすいかもしれません。特に踵骨と関節するため、その隣の距骨とも、と考えてしまう可能性があります。混同注意:距骨と舟状骨の関節、および踵骨と立方骨の関節という関係性を混同しやすいです。
- 4. 第1中足骨は主に内側楔状骨と関節を形成し、距骨とは直接関節しません。距骨は足根骨の上部に位置し、中足骨はさらに遠位に位置します。正しくは:第1中足骨は内側楔状骨と関節を形成します。選びやすい理由:足の主要な骨であるため、なんとなく選択肢として選びやすいかもしれませんが、解剖学的な位置関係を理解していれば間違いに気づけます。混同注意:足の骨全体のつながりを漠然と捉えてしまい、具体的な関節面を意識しないと誤って選択してしまう可能性があります。
- 5. 内側楔状骨は舟状骨、第1・第2中足骨、中間楔状骨と関節を形成しますが、距骨とは直接関節しません。舟状骨のさらに遠位に位置します。正しくは:内側楔状骨は舟状骨、第1・第2中足骨、中間楔状骨と関節を形成します。選びやすい理由:舟状骨と関節するため、その舟状骨が距骨と関節することから、連鎖的に内側楔状骨も距骨と近いと錯覚しやすいです。混同注意:足根骨の配置が複雑であるため、舟状骨が距骨と関節するからといって、その隣の楔状骨も直接関節すると誤解しやすいです。
国試ポイント
この問題は、足部の骨の解剖学、特に距骨を中心とした足根骨間の関節関係を正確に理解しているかを問うものです。理学療法士として、足部の運動学や評価、治療の基礎となる必須の知識が試されます。
混同注意
足根骨は多数あり、それぞれが複数の骨と複雑な関節を形成するため、どの骨がどの骨と直接関節するかを混同しやすいです。特に、距骨と舟状骨の関節、踵骨と立方骨の関節といった主要な関係性は覚えるべきですが、遠位足根骨(楔状骨や立方骨)との直接的な関節は誤解されやすいポイントです。
次に同じ論点が出たら
次に同様の問題が出題された場合、距骨だけでなく、他の主要な足根骨(例:踵骨、舟状骨、立方骨)についても、それぞれがどの骨と直接関節を形成するのかを正確に思い出せるかを確認します。特に、足関節を構成する骨、横足根関節を構成する骨など、機能的なグループとして覚えていると有利です。
関連知識
足関節(距腿関節)は脛骨、腓骨、距骨で構成されます。距骨下関節は距骨と踵骨、横足根関節(ショパール関節)は距舟関節(距骨と舟状骨)と踵立方関節(踵骨と立方骨)からなります。足の骨全体の名称とその配置、各骨が隣接するどの骨と関節を形成するかの詳細な知識が求められます。