内頸動脈の分枝はどれか。
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出典:厚生労働省ホームページ(第60回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
内頸動脈は頭蓋内に入り、脳の大部分(特に前部と中部)、眼球およびその付属器に血液を供給します。眼動脈は内頸動脈の最初の大きな頭蓋内分枝であり、眼窩内の構造を栄養します。他の選択肢の動脈は、外頸動脈または鎖骨下動脈から分岐するものです。
選択肢ごとの解説
- 1. 顎動脈は外頸動脈の大きな終枝の一つです。顔面や顎、歯などに血液を供給します。正しくは:顎動脈は外頸動脈の分枝である。選びやすい理由:頭部の動脈であるため、内頸動脈の分枝と誤解する可能性がある。混同注意:内頸動脈の分枝(眼動脈など)と外頸動脈の分枝を混同しやすい。
- 2. 正解。眼動脈は内頸動脈が頭蓋内に入ってから最初に分岐する主要な血管であり、眼球やその周囲の組織、一部の脳組織に血液を供給します。
- 3. 舌動脈は外頸動脈から分岐し、舌や口腔底の筋肉に血液を供給します。正しくは:舌動脈は外頸動脈の分枝である。選びやすい理由:頭頸部の主要な動脈であるため、内頸動脈の分枝と誤解する可能性がある。混同注意:内頸動脈の分枝と外頸動脈の分枝を混同しやすい。
- 4. 顔面動脈は外頸動脈から分岐し、顔面の表情筋や皮膚などに血液を供給します。正しくは:顔面動脈は外頸動脈の分枝である。選びやすい理由:内頸動脈が頭部全体を養うイメージから、顔面も含まれると誤解しやすい。混同注意:内頸動脈の分枝と外頸動脈の分枝を混同しやすい。
- 5. 椎骨動脈は鎖骨下動脈の主要な分枝であり、その後頭蓋内に入り、脳底動脈を形成して脳の後方部分に血液を供給します。正しくは:椎骨動脈は鎖骨下動脈の分枝である。選びやすい理由:脳へ血液を送る主要な動脈の一つであるため、内頸動脈と関連が深いと錯覚しやすい。混同注意:内頸動脈系と椎骨脳底動脈系という脳を栄養する2大動脈系を混同しやすい。
国試ポイント
内頸動脈、外頸動脈、椎骨動脈の主要な分枝とその栄養領域を正確に理解しているかを問う問題です。特に、頭部・頸部の主要な血管の経路と分枝は解剖学の基礎知識として頻出です。
混同注意
内頸動脈と外頸動脈の分枝の区別、特に頭頸部の細かい動脈の知識が混同されやすい点です。また、脳への血液供給経路として内頸動脈系と椎骨脳底動脈系があるため、これらの大元の分枝を誤解することもあります。
次に同じ論点が出たら
同様の論点が出題された場合、他の主要な動脈(例:外頸動脈、鎖骨下動脈)の主要な分枝とその供給領域、または脳を栄養する動脈(前大脳動脈、中大脳動脈、後大脳動脈など)の分枝と支配領域に関する問題に注意が必要です。
関連知識
内頸動脈系の分枝(眼動脈、後交通動脈、前脈絡叢動脈、前大脳動脈、中大脳動脈)。外頸動脈系の分枝(上甲状腺動脈、舌動脈、顔面動脈、後頭動脈、浅側頭動脈、顎動脈など)。鎖骨下動脈系の分枝(椎骨動脈、内胸動脈、甲状頸動脈幹、肋頸動脈幹)。