小網でつながる臓器はどれか。2つ選べ。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第58回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1・2・3番のうち2つ(いずれの組合せも正解)
解説
【公式の取扱い】2つを選ぶ形式で、公式の正答表では「1と2」・「1と3」・「2と3」のいずれの組合せも正解とされています。 小網は、胃の小弯と肝臓の門部、および十二指腸上部との間を結ぶ腹膜の重複層です。具体的には、肝胃間膜(肝臓と胃の間)と肝十二指腸間膜(肝臓と十二指腸の間)の2つの部分から構成されます。したがって、胃、肝臓、十二指腸が小網によってつながる臓器です。腎臓と膵臓は後腹膜に位置する臓器であり、小網とは直接的な連結関係にありません。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。小網は胃と肝臓を結びつけています。特に、肝十二指腸間膜と肝胃間膜で構成され、これらによって胃が肝臓に接続されます。選びやすい理由:小網の構成要素を理解していれば正しいと判断できます。混同注意:大網や他の腹膜構造と混同しやすいですが、小網は特定の臓器間に限定されます。
- 2. 正解。小網は肝臓と胃および十二指腸を結びつける膜です。具体的には、肝胃間膜と肝十二指腸間膜で構成されます。選びやすい理由:小網の解剖学的知識があれば、肝臓が関与していると判断できます。混同注意:他の腹腔内臓器との関連と混同することがあります。
- 3. 正解。小網の一部である肝十二指腸間膜は、肝臓と十二指腸上部を結びつけています。このため、十二指腸は小網によってつながる臓器の一つです。選びやすい理由:胃や肝臓との関連はよく知られていますが、十二指腸も小網の一部(肝十二指腸間膜)で連結されています。混同注意:胃との関連が強調されがちですが、十二指腸も小網の重要な連結先です。
- 4. 腎臓は後腹膜臓器であり、小網によって直接的に連結されていません。小網は胃、肝臓、十二指腸の間にある腹膜構造です。正しくは:腎臓は後腹膜に位置し、小網とは関係ありません。選びやすい理由:腹腔内の臓器であるため、混同される可能性があります。混同注意:小網は大網や他の腹膜構造、後腹膜臓器の位置と混同されることがあります。
- 5. 膵臓も腎臓と同様に後腹膜臓器であり、小網とは直接的な連結がありません。小網は胃、肝臓、十二指腸の間に位置します。正しくは:膵臓は後腹膜に位置し、小網とは関係ありません。選びやすい理由:胃のすぐ近くにある臓器であるため、小網と関連があるように思えるかもしれません。混同注意:胃の裏側にあるため、小網との位置関係を誤解しやすいです。
国試ポイント
腹膜の構造とその分類、特に小網を構成する各間膜(肝胃間膜、肝十二指腸間膜)の解剖学的知識が問われています。それぞれの間膜がどの臓器間を結んでいるかを正確に理解していることが重要です。後腹膜臓器との区別もポイントです。
混同注意
大網、横行結腸間膜などの他の腹膜構造や、後腹膜臓器との位置関係と混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
次に同じ論点が出た場合、小網の構成要素(肝胃間膜、肝十二指腸間膜)を問う問題や、小網の内部を通る構造物(門脈、固有肝動脈、総胆管)に関する問題、または大網との違いを問う問題が出題される可能性があります。また、後腹膜臓器の一覧を問う問題も頻出です。
関連知識
腹膜の分類(壁側腹膜、臓側腹膜)、腹膜腔、大網の機能と構成、後腹膜臓器の例(腎臓、膵臓、十二指腸下部、上行結腸、下行結腸など)。また、小網の中を通る血管や神経、胆管などの構造物(固有肝動脈、門脈、総胆管)についても関連知識として重要です。