動脈と触知可能な部位との組合せで誤っているのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第55回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
後脛骨動脈の触知部位は、足関節内側の内果のすぐ後方になります。選択肢では外果の後方と記載されており、これは誤りです。外果の後方には腓骨動脈(足関節より遠位では触知困難)や、腓骨筋の腱などが存在します。
選択肢ごとの解説
- 1. これは上腕動脈の正しい触知部位です。上腕二頭筋の内側に沿って触れることができます。選びやすい理由:正しい記述であるため、誤りを探す問題では選択肢から除外されます。
- 2. これは橈骨動脈の正しい触知部位です。前腕遠位部、橈骨茎状突起のすぐ近傍で触れることができます。選びやすい理由:正しい記述であるため、誤りを探す問題では選択肢から除外されます。
- 3. これは大腿動脈の正しい触知部位です。スカルパ三角内で拍動を触れることができます。選びやすい理由:正しい記述であるため、誤りを探す問題では選択肢から除外されます。
- 4. これは足背動脈の正しい触知部位です。足の甲でこれらの腱の間に拍動を触れることができます。選びやすい理由:正しい記述であるため、誤りを探す問題では選択肢から除外されます。
- 5. 正解。後脛骨動脈の正しい触知部位は、内果のすぐ後ろの部分です。外果の後ろではありません。正しくは:後脛骨動脈の触知部位は、内果のすぐ後ろの部分です。選びやすい理由:足関節周囲という大まかな部位は合っているため、誤りを見落としやすいです。内果と外果の区別があいまいだと選択してしまいます。混同注意:内果と外果の解剖学的知識、特にどちらが内側でどちらが外側か、という混同です。
国試ポイント
人体の主要な動脈とその触知部位に関する正確な解剖学的知識が問われています。特に、似た名称や近接した部位における動脈の区別が重要です。内果と外果、腱と動脈の位置関係を正しく理解しているかを確認しています。
混同注意
内果と外果、長母趾伸筋腱と長趾伸筋腱、各種動脈の走行。
次に同じ論点が出たら
今後同様の論点が出題された場合、他の主要な触知可能動脈(総頸動脈、側頭動脈、尺骨動脈、膝窩動脈、足背動脈など)の触知部位と、それに隣接する重要なランドマークについて問われる可能性が高いです。また、触知できない場合の病態(例:閉塞性動脈硬化症)に関する知識も関連します。
関連知識
主要動脈の触知は、循環評価の基本であり、救急医療や日常の理学療法評価においても非常に重要です。各動脈の走行、分岐、周囲の解剖学的構造を正確に理解しておく必要があります。