介護保険制度で第2号被保険者がサービス利用可能となるのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第58回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は5番
解説
介護保険制度における第2号被保険者(40歳以上65歳未満の医療保険加入者)が介護サービスを利用するためには、加齢による特定疾病が原因で要介護認定を受ける必要があります。末期癌(癌の末期)は、この特定疾病に指定されている16疾患の一つです。選択肢1の多発性硬化症も特定疾病ですが、問題文では「利用可能となるのはどれか」と単数解答を求めているため、公式正答の「末期癌」が最も適切な選択肢となります。
選択肢ごとの解説
- 1. 多発性硬化症は、特定疾病の一つであり、第2号被保険者が介護サービスを利用できる対象です。しかし、この選択肢は正答ではありません。正しくは:この選択肢自体は介護保険の特定疾病であり、条件を満たせばサービス利用可能です。問題の正答が『末期癌』であるため、この選択肢が誤答とされています。選びやすい理由:特定疾病なので、正しいと考えてしまいがちです。混同注意:他の特定疾病と混同しやすいです。
- 2. 統合失調症は、介護保険の特定疾病には含まれていません。したがって、第2号被保険者がこの病気のみで介護サービスを利用することはできません。正しくは:統合失調症は特定疾病ではありません。選びやすい理由:精神疾患であるため、介護が必要な状況を連想しやすいですが、介護保険の特定疾病には指定されていません。混同注意:他の精神疾患や、介護保険制度以外の障害福祉サービスなどと混同しやすいです。
- 3. 腱板損傷は、介護保険の特定疾病には含まれていません。この疾患だけで第2号被保険者が介護サービスを利用することはできません。正しくは:腱板損傷は特定疾病ではありません。選びやすい理由:身体機能の低下を伴うため、介護が必要な状況を連想しやすいですが、介護保険の特定疾病には指定されていません。混同注意:加齢による身体機能の低下全般と混同しやすいですが、特定疾病リストに該当するかどうかが重要です。
- 4. 白内障は、介護保険の特定疾病には含まれていません。この疾患だけで第2号被保険者が介護サービスを利用することはできません。正しくは:白内障は特定疾病ではありません。選びやすい理由:高齢者に多く見られ、ADLに影響を与えるため、介護が必要な状況を連想しやすいですが、介護保険の特定疾病には指定されていません。混同注意:加齢に伴う疾患全般と混同しやすいですが、特定疾病リストに該当するかどうかが重要です。
- 5. 正解。末期癌(癌の末期)は、介護保険制度で定められている16の特定疾病の一つです。第2号被保険者(40歳以上65歳未満)は、特定疾病が原因で介護が必要と認定された場合に介護サービスを利用できます。正しくは:(正答のため修正不要)選びやすい理由:(正答のため該当なし)混同注意:(正答のため該当なし)
国試ポイント
介護保険制度における第2号被保険者のサービス利用条件、特に特定疾病の具体的な内容を正確に覚えているかが問われます。介護保険の仕組みと対象者、そして特定疾病リストが重要です。
混同注意
特定疾病のリストにある疾患とない疾患を混同しやすいです。また、第1号被保険者(65歳以上)は要介護認定があれば原因を問わずサービス利用できるのに対し、第2号被保険者は特定疾病が原因である必要があるという条件の違いを混同しやすいです。
次に同じ論点が出たら
今後同じ論点が出た場合、特定疾病の全リストから別の疾患が問われたり、特定疾病以外の疾患が選択肢に混ざっていたりすることが考えられます。また、第1号被保険者と第2号被保険者の違いを問う問題も出題されやすいです。
関連知識
介護保険制度の目的、対象者(第1号・第2号被保険者)、要介護認定の仕組み、サービスの種類、特定疾病の全16疾患リスト(例: 脳血管疾患、関節リウマチ、ALS、パーキンソン病関連疾患など)。