光が角膜から網膜に達する経路で正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:厚生労働省ホームページ(第57回理学療法士国家試験の問題および正答)。公共データ利用規約(第1.0版)に基づき利用。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
光は角膜を通った後、角膜と虹彩・水晶体の間にある前眼房に進みます。次に、虹彩の中央にある開口部である瞳孔を通過し、その奥にある水晶体で光が屈折されます。その後、眼球内部の大部分を占める透明なゲル状の硝子体を通り、最終的に網膜に像を結びます。したがって、「前眼房 → 瞳孔 → 水晶体 → 硝子体」の経路が正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. 硝子体は眼球の大部分を占め、光が網膜に到達する直前に通過する構造です。前眼房や瞳孔よりも後に位置するため、この順序は誤りです。正しくは:光は角膜の次に前眼房を通過し、瞳孔を通って水晶体へ進み、最後に硝子体を抜けて網膜に達します。選びやすい理由:眼内の構造名を並べただけなので、知識が曖昧だと選びやすいかもしれません。混同注意:各構造の位置関係を正確に把握していない場合に混同しやすいです。
- 2. 水晶体は瞳孔の後ろにあり、光は瞳孔を通過した後に水晶体へ進みます。また、前眼房は瞳孔や水晶体よりも光の経路の初期段階に位置するため、この順序は誤りです。正しくは:正しい経路は、角膜 → 前眼房 → 瞳孔 → 水晶体 → 硝子体 → 網膜です。選びやすい理由:主要な構造の名前が含まれているため、順序が違ってもそれらしく見えるかもしれません。混同注意:特に瞳孔と水晶体の前後関係、前眼房の位置を間違えやすいです。
- 3. 光は瞳孔を通過した後、水晶体を通り、その後に硝子体へと進みます。この選択肢では硝子体と水晶体の順序が逆になっているため誤りです。正しくは:正しい順序は、瞳孔の次に水晶体、そして硝子体です。選びやすい理由:前眼房と瞳孔の初期順序は正しいので、途中まで合っていると錯覚しやすいです。混同注意:水晶体と硝子体のどちらが先かを混同しやすいです。水晶体は瞳孔のすぐ後ろにあり、硝子体は眼球の大部分を占めて網膜の直前です。
- 4. 正解。光は角膜を通過した後、まず前眼房に入り、そこから虹彩によって調整される瞳孔を通ります。瞳孔を抜けると水晶体で屈折し、眼球内部の大部分を占める硝子体を通過して最終的に網膜に到達します。この順序は解剖学的に正しい光の経路です。正しくは:(正答のため修正不要)選びやすい理由:(正答のため記載なし)混同注意:(正答のため記載なし)
- 5. 光は角膜を通過した後、まず前眼房に入り、そこから瞳孔を通過します。この選択肢では瞳孔が前眼房よりも先に記述されており、光の経路として誤りです。正しくは:瞳孔は前眼房の後に通過する構造です。選びやすい理由:主要な構造が含まれており、特に「瞳孔」という重要な部位が最初に出てくるため、目につきやすいかもしれません。混同注意:前眼房と瞳孔の順序を間違えやすいです。前眼房は角膜と虹彩・水晶体の間の空間であり、瞳孔はその虹彩の中央の開口部です。
国試ポイント
眼の基本的な解剖学と、光が網膜に到達するまでの経路の理解が問われています。特に、眼球内の各構造の正確な位置関係と、光が通過する順序を把握しているかが重要です。
混同注意
前眼房と後眼房の違い、瞳孔と水晶体の前後関係、硝子体と他の構造の位置関係を混同しやすいです。また、眼の各構成要素の名称と機能を正確に紐づけていないと選択肢の並び順に惑わされやすくなります。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出た場合、まず「角膜から網膜へ」という大まかな方向性を意識し、次に「透明な媒体を順に通過する」という原則に沿って、各構造の位置を頭の中で視覚化できるかがポイントになります。特に瞳孔と水晶体の関係、前眼房・後眼房の位置、硝子体の役割を再確認します。
関連知識
眼の他の構造(網膜の各層、脈絡膜、強膜など)、光の屈折と調節機能(水晶体の厚さの変化)、視細胞の種類と機能(杆体細胞、錐体細胞)など、視覚系の生理学的な知識と関連付けて学習すると理解が深まります。