筋原線維に含まれ、筋収縮に重要な蛋白質はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
アクチンは筋原線維を構成する主要な蛋白質であり、ミオシンと結合してATPを消費することで筋収縮の滑り説に基づいた収縮運動を引き起こします。これにより筋肉が短縮し、力が発生します。
選択肢ごとの解説
- 1. アルブミンは血漿中に最も多く存在する蛋白質で、主に膠質浸透圧の維持、物質輸送(ホルモン、薬物など)の役割を担い、筋収縮には直接関与しません。 正しくは:アルブミンは血液の浸透圧維持と物質輸送に関わる血漿蛋白質である。
- 2. ペプシンは胃液に含まれる主要な消化酵素であり、蛋白質の分解(プロテアーゼ)に特化した働きをします。筋収縮とは機能が全く異なります。 正しくは:ペプシンは胃で働く消化酵素であり、蛋白質の分解を触媒する。
- 3. 正解。アクチンは、ミオシンとともに筋原線維を構成する主要な収縮蛋白質であり、ミオシンヘッドとの結合・ATP加水分解を介して筋収縮の滑り運動を直接担います。
- 4. グロブリンは血漿蛋白質の一種であり、免疫機能(抗体としての役割)、物質輸送、血液凝固など多様な役割を担いますが、筋収縮の直接的な構成要素ではありません。 正しくは:グロブリンは免疫機能、物質輸送、血液凝固などに関わる血漿蛋白質である。
国試ポイント
筋収縮に関わる主要な蛋白質の種類とその機能、および筋収縮のメカニズムを理解すること。
混同注意
筋原線維の構成蛋白質と、血漿蛋白質や消化酵素の区別。
次に同じ論点が出たら
筋収縮の構成要素やメカニズムに関する問題では、筋原線維の主要蛋白質(アクチン、ミオシンなど)が問われているか、それ以外の機能を持つ蛋白質(血漿蛋白質、酵素など)が選択肢に含まれていないかを確認する。
覚え方
筋収縮の構成要素やメカニズムに関する問題では、筋原線維の主要蛋白質(アクチン、ミオシンなど)が問われているか、それ以外の機能を持つ蛋白質(血漿蛋白質、酵素など)が選択肢に含まれていないかを確認する。
対になる知識
筋原線維の構成蛋白質と、血漿蛋白質や消化酵素の区別。
関連知識
ミオシン、トロポニン、トロポミオシンといった他の筋収縮関連蛋白質、サルコメアの構造、ATPの役割、カルシウムイオンの重要性、神経筋接合部でのアセチルコリンの放出。