五要穴について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
䌂穴は膀胱経に属し、左右の眉毛内側端にあるツボです。これらの䌂穴は、顔面において同じ高さに左右対称で並んで位置しており、五要穴の一つである頭項部にある要穴としてこの記述は正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。䌂穴は眉毛内側端に位置し、左右対称に同じ高さで並んでいます。五要穴の「頭項は䌂穴」という覚え方で知られる要穴であり、この記述は正しいです。
- 2. 手関節横紋上には、肺経の太淵、心包経の大陵、心経の神門など、原穴は各経に1穴ずつ存在するため、合計で6穴ではありません。手関節に原穴が集中している印象から誤って選びやすいですが、手関節横紋上には片側で合計6穴以上の原穴が存在します。 正しくは:手関節横紋上には、手関節掌側横紋と背側横紋を合わせると、片側で6穴以上の原穴があります。
- 3. 絡穴は、各経脈から別の経脈へ気血を連絡する重要な経穴であり、前腕の内側と外側で特定の対応関係があるわけではありません。例えば、肺経の絡穴は列缺、大腸経の絡穴は偏歴といったように、各経脈に固有の絡穴が存在します。 正しくは:絡穴は、主として12経脈に各1穴ずつ存在するもので、前腕の内側と外側で特定の対応関係を持つわけではありません。
- 4. 募穴は臓腑の気が集まる場所であり、合計12穴存在します。これらの募穴のうち、脾の募穴である章門は肝経に、肝の募穴である期門は肝経に、腎の募穴である京門は胆経に、膀胱の募穴である中極は任脈に、三焦の募穴である石門は任脈に、心包の募穴である膻中も任脈にあります。実際に自経にある募穴は、肺の募穴である中府(肺経)、胃の募穴である中脘(任脈、ただし胃経との関係が深い)、大腸の募穴である天枢(胃経)、小腸の募穴である関元(任脈)、心の募穴である巨闕(任脈)、胆の募穴である日月(胆経)など、自経に存在する募穴は限られています。したがって、「募穴のうち4穴は自経にある」という記述は、正確な知識を問うものです。実際には、胆経の日月と肺経の中府は自経にありますが、他の募穴は任脈や他経に位置するものが多いです。正確な数を確認すると、自経にあるのは肺の中府と胆の日月の2穴のみであり、4穴ではありません。 正しくは:募穴のうち、自経に位置するのは肺の中府と胆の日月の2穴のみです。
国試ポイント
五要穴、特に䌂穴の位置と特徴、および手関節・前腕における経穴の分類(原穴、絡穴、募穴)に関する知識を正確に覚える必要があります。特に、各要穴の具体的な位置と数、そして五要穴に該当しない選択肢との違いを理解することが重要です。
混同注意
五要穴の他の要穴(太淵、委中、足三里など)と、その特徴的な作用や位置を混同しないように注意が必要です。また、原穴、絡穴、募穴のそれぞれの定義と、対応する経絡との関連性を正確に把握することが重要です。
次に同じ論点が出たら
次回、五要穴に関する問題が出題された場合は、まず各選択肢に挙げられている経穴が五要穴に該当するか、そしてその特徴が正しく記述されているかを確認します。特に、位置関係や数に関する記述が正確であるかを注意深く判断します。
覚え方
次回、五要穴に関する問題が出題された場合は、まず各選択肢に挙げられている経穴が五要穴に該当するか、そしてその特徴が正しく記述されているかを確認します。特に、位置関係や数に関する記述が正確であるかを注意深く判断します。
対になる知識
五要穴の他の要穴(太淵、委中、足三里など)と、その特徴的な作用や位置を混同しないように注意が必要です。また、原穴、絡穴、募穴のそれぞれの定義と、対応する経絡との関連性を正確に把握することが重要です。
関連知識
五要穴は、一般的に「頭項は䌂穴、胸脇は期門、腹は章門、腰背は委中、四総穴は足三里」と覚えられています。また、原穴は十二経脈に各1穴ずつあり、手関節背側横紋上には列缺、腕骨、陽池などがあり、手関節掌側横紋上には太淵、大陵、神門などがあります。絡穴は主として12経脈に各1穴あり、募穴は臓腑の気が集まる場所であり、多くは腹部・胸部に位置します。