組合せで用いる経穴で八会穴を含まないのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
小児斜差の灸(小児の斜頸に対する灸法)は、特定の経穴の組合せを指すものの、八会穴(臓腑や気の集合点を指す特定経穴)のいずれも含まれていないため、この設問の条件を満たします。他の選択肢は八会穴を含んでいます。
選択肢ごとの解説
- 1. 脚気八処の穴は、足三里、上巨虚、下巨虚、懸鐘などを用いるとされており、このうち懸鐘(絶骨)は八会穴の一つ(髄会)であるため、誤りです。 正しくは:この組合せは八会穴(髄会:絶骨)を含むため、この設問の答えにはなりません。
- 2. 正解。小児斜差の灸(小児斜頸に対する灸法)は、例えば胸鎖乳突筋上の圧痛点や、その近傍の頸部経穴(天容、天窓など)を用いることがありますが、八会穴は含まれません。したがって、この選択肢が正解です。
- 3. 中風七穴は、古くから中風治療に用いられる組合せで、足三里、曲池、百会などを含みますが、このうち足三里は腑会である中脘の遠隔取穴として、また腑会と関連する要穴として捉えることができます。また、陽陵泉(筋会)も中風の治療に多用されることから、八会穴と関連する、あるいは直接八会穴を含むと解釈できるため、誤りです。 正しくは:この組合せは八会穴(筋会:陽陵泉など)を含むため、この設問の答えにはなりません。
- 4. 六つ灸は、慢性疾患や虚弱体質に用いられる灸法で、足三里、中脘、関元などを含む組合せですが、中脘は八会穴の一つ(腑会)であるため、誤りです。 正しくは:この組合せは八会穴(腑会:中脘)を含むため、この設問の答えにはなりません。
国試ポイント
八会穴の具体的な経穴名とその分類(腑会、臓会、気会、血会、筋会、脈会、骨会、髄会)を理解し、代表的な疾患治療に用いられる経穴の組合せとの関連性を覚えることが重要です。
混同注意
八会穴は八脈交会穴としばしば混同されますが、八会穴は臓腑・気血などの『会』を主るのに対し、八脈交会穴は奇経八脈と正経との連絡点であり、それぞれ異なる概念です。
次に同じ論点が出たら
同様の問題が出題された場合、各選択肢の経穴の組合せが具体的にどの経穴を指すかを思い出し、それが八会穴のいずれか(特に腑会、臓会、髄会などが含まれていないか)を瞬時に判断できるように準備しておくと良いでしょう。
覚え方
同様の問題が出題された場合、各選択肢の経穴の組合せが具体的にどの経穴を指すかを思い出し、それが八会穴のいずれか(特に腑会、臓会、髄会などが含まれていないか)を瞬時に判断できるように準備しておくと良いでしょう。
対になる知識
八会穴は八脈交会穴としばしば混同されますが、八会穴は臓腑・気血などの『会』を主るのに対し、八脈交会穴は奇経八脈と正経との連絡点であり、それぞれ異なる概念です。
関連知識
八会穴は、中脘(腑会)、章門(臓会)、膻中(気会)、膈兪(血会)、陽陵泉(筋会)、太淵(脈会)、大杼(骨会)、絶骨(髄会)です。これらを疾患と結びつけて覚えることが求められます。例えば、脚気八処の穴は足三里や懸鐘(絶骨、髄会)を含み、中風七穴は曲池や足三里を含みます。