女性に多い疾患はどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
橋本病(慢性甲状腺炎)は自己免疫疾患であり、女性ホルモンやX染色体上の遺伝子(FOXP3など)が自己免疫応答に影響を与えること、また妊娠・出産が病態に影響を及ぼすことなどから、圧倒的に女性に多く、男女比は1:10〜20と報告されている。
選択肢ごとの解説
- 1. 痛風は高尿酸血症を原因とする疾患であり、尿酸の産生・排泄には男性ホルモンや腎機能が影響することから、圧倒的に男性に多い疾患である。 正しくは:痛風は男性に多い。
- 2. 正解。橋本病は自己免疫性甲状腺疾患であり、女性に圧倒的に多く、男女比は1:10〜20である。
- 3. COPD(慢性閉塞性肺疾患)は喫煙が主な原因であり、男性喫煙者の割合が高かった歴史的背景から、男性に多い疾患として知られている。近年では女性喫煙者の増加に伴い女性患者も増加傾向にあるが、依然として男性に多い。 正しくは:COPDは男性に多い。
- 4. 十二指腸潰瘍は胃潰瘍と比較して男性に多い傾向がある。これはピロリ菌感染やストレス、喫煙などの要因が男性で比較的多いことに関係するとされる。 正しくは:十二指腸潰瘍は男性に多い。
国試ポイント
女性に多い疾患と男性に多い疾患を区別して覚えること。特に自己免疫疾患には女性に多いものが多い。
混同注意
女性に多い疾患と男性に多い疾患は混同しやすい。甲状腺疾患の中でもバセドウ病も女性に多いが、亜急性甲状腺炎はやや女性に多い傾向があるものの男女差は橋本病ほどではない。
次に同じ論点が出たら
疾患名を見て、疫学的な性差(女性に多いか男性に多いか)を即座に判断できるよう、主要な疾患について男女差を暗記しているかを確認する。
覚え方
疾患名を見て、疫学的な性差(女性に多いか男性に多いか)を即座に判断できるよう、主要な疾患について男女差を暗記しているかを確認する。
対になる知識
女性に多い疾患と男性に多い疾患は混同しやすい。甲状腺疾患の中でもバセドウ病も女性に多いが、亜急性甲状腺炎はやや女性に多い傾向があるものの男女差は橋本病ほどではない。
関連知識
女性に多い疾患:橋本病、バセドウ病、全身性エリテマトーデス(SLE)、関節リウマチ、胆石症、片頭痛、骨粗鬆症。男性に多い疾患:痛風、COPD、十二指腸潰瘍、胃潰瘍、心筋梗塞、肝細胞癌。