疾患と沈着物の組合せで正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
関節リウマチの長期経過中に、炎症性サイトカインによるSAA蛋白の持続的な産生亢進が生じ、それがアミロイドA(AA)として関節や臓器に沈着し、アミロイドーシスを合併することがあるため、関節リウマチとアミロイドの組合せは正しい。
選択肢ごとの解説
- 1. 痛風は尿酸の結晶が関節に沈着する疾患であり、シュウ酸は尿路結石の原因物質の一つではあるが、痛風の沈着物ではないため誤り。 正しくは:痛風の沈着物は尿酸である。
- 2. 黄疸は血液中のビリルビン濃度が高くなり、組織にビリルビンが沈着することで皮膚や粘膜が黄色くなる状態である。ヘモジデリンは鉄含有色素であり、黄疸の原因物質ではないため誤り。 正しくは:黄疸はビリルビンが沈着する病態である。
- 3. 正解。関節リウマチの長期経過中に、慢性炎症により血清アミロイドA(SAA)が増加し、それがアミロイドA(AA)として沈着し二次性アミロイドーシスを合併することがあるため正しい。
- 4. 粥状動脈硬化症では、血管壁に主にコレステロールやコレステロールエステル、および脂質が沈着する。グリコーゲンは糖原病などで組織に過剰に蓄積する物質であり、粥状動脈硬化症の主な沈着物ではないため誤り。 正しくは:粥状動脈硬化症ではコレステロールやコレステロールエステルが沈着する。
国試ポイント
各疾患で特徴的に沈着する物質の正確な知識が問われる。特にアミロイドーシスは多岐にわたる疾患と関連するため、その病型と原因疾患の組み合わせを理解することが重要である。
混同注意
各沈着物の組織学的特徴や病因疾患を混同しやすい。例えば、痛風と偽痛風の沈着物、ヘモジデリンとビリルビンの沈着部位と病態、アミロイドーシスの様々な原因蛋白などを明確に区別して覚える必要がある。
次に同じ論点が出たら
疾患名と特徴的な沈着物の組み合わせを問う問題では、各疾患の病態生理における主な原因物質や蓄積物を正確に想起できるかを確認する。特に、アミロイドーシスに関しては、原因となるアミロイドの種類(AA、AL、ATTRなど)とそれらが関連する基礎疾患(慢性炎症、多発性骨髄腫、遺伝性など)をセットで判断する。
覚え方
疾患名と特徴的な沈着物の組み合わせを問う問題では、各疾患の病態生理における主な原因物質や蓄積物を正確に想起できるかを確認する。特に、アミロイドーシスに関しては、原因となるアミロイドの種類(AA、AL、ATTRなど)とそれらが関連する基礎疾患(慢性炎症、多発性骨髄腫、遺伝性など)をセットで判断する。
対になる知識
各沈着物の組織学的特徴や病因疾患を混同しやすい。例えば、痛風と偽痛風の沈着物、ヘモジデリンとビリルビンの沈着部位と病態、アミロイドーシスの様々な原因蛋白などを明確に区別して覚える必要がある。
関連知識
痛風は尿酸結晶の沈着、偽痛風はピロリン酸カルシウム結晶の沈着。黄疸はビリルビンが組織に沈着した状態。ヘモジデリンは鉄過剰症や溶血性貧血などで沈着する鉄含有色素。粥状動脈硬化症ではコレステロールやコレステロールエステルが血管壁に沈着する。