交感神経について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
交感神経の節前線維は脊髄側角から出て、脊髄神経前根、脊髄神経本幹を経て、交通枝のうち有髄線維である白交通枝を介して交感神経節に入りシナプスを形成するため、選択肢2は正しいです。
選択肢ごとの解説
- 1. 瞳孔括約筋は副交感神経(動眼神経)に支配され、収縮して縮瞳を起こす。交感神経は瞳孔散大筋を支配し、散瞳を起こす。 正しくは:瞳孔散大筋を支配する。
- 2. 正解。交感神経の節前線維は脊髄側角の細胞体から出て、脊髄神経前根、脊髄神経本幹を経て、有髄線維である白交通枝を通って交感神経節に入り、シナプスを形成する。これは解剖学的に正しい経路である。
- 3. 交感神経の節後線維は、汗腺に分布するものを除き、ノルアドレナリンを分泌する。アドレナリンは副腎髄質から分泌されるホルモンである。 正しくは:節後線維はノルアドレナリンを分泌する(例外:汗腺への線維はアセチルコリンを分泌する)。
- 4. 交感神経の節前ニューロンの細胞体は、脊髄の胸髄から上部腰髄(T1-L3)に位置する脊髄側角に存在する。脊髄前角には運動ニューロンの細胞体がある。 正しくは:節前ニューロンの細胞体は脊髄側角に位置する。
国試ポイント
自律神経系の解剖学的経路と神経伝達物質の理解が重要。特に交感神経と副交感神経の節前・節後線維の走行、シナプス部位、神経伝達物質を正確に覚える。
混同注意
白交通枝と灰白交通枝の区別、および交感神経と副交感神経の作用の違い(例:瞳孔に対する作用)が混同しやすい。
次に同じ論点が出たら
自律神経系の問題が出た場合、まず節前・節後ニューロンの細胞体位置、線維の走行、および神経伝達物質とその受容体の種類に注目して判断する。
覚え方
自律神経系の問題が出た場合、まず節前・節後ニューロンの細胞体位置、線維の走行、および神経伝達物質とその受容体の種類に注目して判断する。
対になる知識
白交通枝と灰白交通枝の区別、および交感神経と副交感神経の作用の違い(例:瞳孔に対する作用)が混同しやすい。
関連知識
副交感神経の節前線維は脳幹(動眼神経、顔面神経、舌咽神経、迷走神経)または仙髄(骨盤内臓神経)から出る。節後線維のほとんどがアセチルコリンを分泌する(汗腺は例外)。