血漿について正しいのはどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は3番
解説
血漿中のアルブミンは、その分子量と量の多さから、血管内外の水分移動を調整する膠質浸透圧の約80%を担っています。これにより、血漿量が維持され、浮腫の発生が抑制されます。
選択肢ごとの解説
- 1. 血漿は淡黄色の液体であり、鮮紅色ではありません。鮮紅色なのは赤血球を多く含む血液全体です。 正しくは:血漿は淡黄色の液体である。
- 2. 血漿蛋白の大部分(特にアルブミンとフィブリノゲン)は肝臓で合成されます。骨髄は主に血球成分の産生を担っています。 正しくは:血漿蛋白の大部分は肝臓で合成される。
- 3. 正解。アルブミンは血漿中に最も多く存在するタンパク質であり、その膠質浸透圧維持作用により、血管内の水分保持に重要な役割を果たしています。
- 4. フィブリノゲンは主に血液凝固に関与するタンパク質であり、栄養状態の指標としては主にアルブミンが用いられます。フィブリノゲンは急性炎症時に増加する急性期反応物質でもあります。 正しくは:アルブミンは栄養状態の指標となる。
国試ポイント
血漿の主要成分であるアルブミン、グロブリン、フィブリノゲンの機能と、それぞれの合成部位を正確に覚える。
混同注意
血漿と血清の区別、血漿タンパク質の各機能の混同、合成部位の混同。
次に同じ論点が出たら
血漿タンパク質の機能に関する問題であれば、各タンパク質(アルブミン、グロブリン、フィブリノゲン)が果たす主要な生理的役割に注目して判断する。特に浸透圧維持、免疫、凝固のどれに該当するかを確認する。
覚え方
血漿タンパク質の機能に関する問題であれば、各タンパク質(アルブミン、グロブリン、フィブリノゲン)が果たす主要な生理的役割に注目して判断する。特に浸透圧維持、免疫、凝固のどれに該当するかを確認する。
対になる知識
血漿と血清の区別、血漿タンパク質の各機能の混同、合成部位の混同。
関連知識
血漿は血液の約55%を占め、90%が水分、残りが血漿タンパク質、電解質、糖、脂質などです。主要な血漿タンパク質にはアルブミン(浸透圧維持)、グロブリン(免疫、運搬)、フィブリノゲン(血液凝固)があります。アルブミンとフィブリノゲンは主に肝臓で合成され、グロブリンの一部は形質細胞やリンパ組織で合成されます。