重力と振子運動を利用して肩関節の可動域拡大を行う運動療法はどれか。
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正解は1番
解説
コッドマン体操は、前屈位で上肢を完全に脱力させ、体幹の回旋や屈伸運動を利用して肩関節を他動的に振子運動させる運動療法である。重力により関節包や周囲の軟部組織が牽引されるため、肩関節周囲炎などで痛みが強い時期にも関節包内運動を安全に引き出し、可動域拡大と疼痛緩和を図ることができる。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。コッドマン体操は、前屈位で上肢を完全に脱力させ、体幹の回旋や屈伸運動を利用して肩関節を他動的に振子運動させる運動療法である。重力により関節包や周囲の軟部組織が牽引されるため、肩関節周囲炎などで痛みが強い時期にも関節包内運動を安全に引き出し、可動域拡大と疼痛緩和を図ることができる。
- 2. バージャー体操は、下肢の血流改善を目的とした足部の自動運動と姿勢変換の組み合わせによる運動療法である。
- 3. ウィリアムス体操は、腰椎屈曲運動により腰部脊柱管狭窄症などの腰痛改善を目的とする運動療法である。
- 4. マッケンジー体操は、腰椎伸展運動を主体として椎間板ヘルニアなどの症状軽減を図る運動療法である。
国試ポイント
各種疾患に応じた代表的な運動療法(コッドマン、ウィリアムス、マッケンジー、バージャー)の適応と目的が問われる。
覚え方
コッドマン=肩(コ・肩)の振子運動。
対になる知識
肩関節疾患のリハビリテーションにはコッドマン体操が用いられる。腰椎の前弯増強を改善するためにはウィリアムス体操、腰椎椎間板ヘルニアの症状軽減にはマッケンジー体操、四肢の末梢血行障害の改善にはバージャー体操がそれぞれ用いられる。
関連知識
コッドマン体操を実践する際には、肩関節周囲炎などで強い疼痛がある場合でも、上肢の力を完全に脱力させることが大前提となる。自重と振子運動の原理を利用して、関節包や周囲組織に過大な負担をかけずに安全に可動域の拡大と疼痛緩和を促す。