COPDについて最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
COPD患者は慢性的な炎症により気管支上皮や肺胞の遺伝子変異が生じやすく、非喫煙者と比較しても肺癌のリスクが有意に高いため、肺癌の合併には特に注意が必要である。
選択肢ごとの解説
- 1. 受動喫煙はCOPDの発症リスクを高める重要な因子であるため、「関与しない」は誤りである。 正しくは:受動喫煙はCOPDの発症・進行に関与する。
- 2. 正解。COPD患者は慢性的な気道炎症と組織破壊により肺癌のリスクが高く、合併症として注意すべきである。
- 3. COPDの呼吸困難は初期には労作時に出現し、進行すると安静時にもみられるようになる。特徴は初期の労作時呼吸困難であるため、「安静時の呼吸困難が特徴」は誤りである。 正しくは:労作時の呼吸困難が特徴であり、進行すると安静時にもみられる。
- 4. 禁煙はCOPDの進行を遅らせる最も重要な治療法であるが、一度破壊された肺組織や失われた呼吸機能が完全に改善することはない。禁煙によって呼吸機能の低下速度を緩やかにすることはできるが、改善は期待できないため、「改善する」は誤りである。 正しくは:禁煙により呼吸機能の低下速度を遅らせることができるが、既に失われた呼吸機能は改善しない。
国試ポイント
COPDの合併症と増悪因子の理解。特に肺癌との関連性と禁煙の重要性。
混同注意
COPDと喘息の病態の違い、特に可逆性の有無。
次に同じ論点が出たら
COPDに関する問題が出た場合、まず喫煙歴の有無、慢性的な咳嗽・喀痰、労作時呼吸困難の症状、そしてスパイロメトリーの結果(特にFEV1/FVC比)を確認し、合併症や増悪因子、治療の原則が問われているかを判断する。
覚え方
COPDに関する問題が出た場合、まず喫煙歴の有無、慢性的な咳嗽・喀痰、労作時呼吸困難の症状、そしてスパイロメトリーの結果(特にFEV1/FVC比)を確認し、合併症や増悪因子、治療の原則が問われているかを判断する。
対になる知識
COPDと喘息の病態の違い、特に可逆性の有無。
関連知識
COPDの診断基準(スパイロメトリーによるFEV1/FVC低下)、主要な治療法(禁煙、薬物療法、呼吸リハビリテーション)、合併症(心血管疾患、骨粗鬆症、糖尿病など)。