四診法の診察技術の段階において、望診に対応する概念はどれか。
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正解は4番
解説
『難経』六十一難では、四診の診察技術の優劣について論じられている。そこでは、望診によって病気を見抜くことを「聖人のわざ(聖技)」とし、最高次の診察技術と位置づけている。したがって、望診に対応する概念は聖技となる。聞診は「賢人のわざ(賢技)」、問診は「工のわざ(工技)」、切診は「巧のわざ(巧技)」とそれぞれ対応している。
選択肢ごとの解説
- 1. 妙技は巧みな技を意味するが、中国医学の四診における診察技術の段階分類とは異なるため誤りである。
- 2. 巧技は優れた手技や技術を指し、望診に対応する四診の段階の概念ではないため誤りである。
- 3. 知技は医学知識や技術全般を指し、個別の四診の段階を示す概念ではないため誤りである。
- 4. 正解。『難経』六十一難では、四診の診察技術の優劣について論じられている。そこでは、望診によって病気を見抜くことを「聖人のわざ(聖技)」とし、最高次の診察技術と位置づけている。したがって、望診に対応する概念は聖技となる。聞診は「賢人のわざ(賢技)」、問診は「工のわざ(工技)」、切診は「巧のわざ(巧技)」とそれぞれ対応している。
国試ポイント
四診の各手法と「神・聖・工・巧」の対応関係(聖=望診、工=脈診/舌診、巧=切診など)は、東洋医学の歴史・概論の出題として知っておくべき事項である。
覚え方
「せい(聖)の目はよく見える(望診)」のように、聖と望診を結びつけて記憶する。
対になる知識
『難経』六十一難に示される四診の階梯分類では、視覚によって病状の本質を捉える最高次の診察法である望診が「聖技(聖人のわざ)」に対応する。以下順に、聴覚や嗅覚を用いる聞診が「賢技(賢人のわざ)」、言語を介して病状を把握する問診が「工技(工のわざ)」、触察によって体表や脈の情報を得る切診が「巧技(巧のわざ)」として整理されている。
関連知識
四診法は東洋医学の基本である望診・聞診・問診・切診の4つから成り立っている。古来の医学書においては、これら四診の技術習得や臨床医の心構え、技量の段階を聖技・工技・巧技などの概念を用いて分類し、その深遠さを伝えている。