二分脊椎について正しいのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
二分脊椎は、胎生期の神経管閉鎖不全によって脊椎弓が癒合せず、脊髄や神経が露出または脊椎管内に留まる先天性の脊髄疾患です。この発生機序により、出生時から症状を呈します。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。二分脊椎は、胎生期の神経管閉鎖不全によって脊椎弓の癒合が不完全なために生じる、先天的な脊髄の奇形です。
- 2. 二分脊椎、特に脊髄髄膜瘤では、髄液の流れが障害されることで水頭症を合併することが非常に多いです。 正しくは:水頭症を合併することがある。
- 3. 二分脊椎では、病変が高位(頭に近い方)にあるほど、より広範囲の神経が障害されるため、障害は重度になります。例えば、胸髄レベルの病変は腰仙髄レベルよりも重い症状を呈します。 正しくは:病変が高位になるほど障害は重度となる。
- 4. 潜在性二分脊椎では、脊髄の異常の上に皮膚病変(色素斑、毛の異常、脂肪腫など)を伴うことがよくあります。これは、神経管閉鎖不全が皮膚の発生にも影響を及ぼすためです。 正しくは:皮膚病変を合併することがある。
国試ポイント
二分脊椎の定義、先天性疾患であること、合併症(水頭症など)、病変部位と障害の重症度の関係、皮膚病変の有無を理解すること。
混同注意
二分脊椎は先天性であり、後天的な脊髄損傷や脊髄腫瘍とは発生機序が異なります。また、症状が多岐にわたるため、単一の疾患として捉えがちですが、隠れた二分脊椎(脊椎披裂)と顕在性二分脊椎(脊髄髄膜瘤、脊髄瘤)では重症度や症状が大きく異なります。
次に同じ論点が出たら
二分脊椎に関する問題が出た場合、まず「先天性であるか後天性であるか」という基本的な定義、次に「水頭症や皮膚病変といった合併症の有無」、そして「病変部位と重症度の関係」の3点に着目して判断します。
覚え方
二分脊椎に関する問題が出た場合、まず「先天性であるか後天性であるか」という基本的な定義、次に「水頭症や皮膚病変といった合併症の有無」、そして「病変部位と重症度の関係」の3点に着目して判断します。
対になる知識
二分脊椎は先天性であり、後天的な脊髄損傷や脊髄腫瘍とは発生機序が異なります。また、症状が多岐にわたるため、単一の疾患として捉えがちですが、隠れた二分脊椎(脊椎披裂)と顕在性二分脊椎(脊髄髄膜瘤、脊髄瘤)では重症度や症状が大きく異なります。
関連知識
二分脊椎の種類(開放性・潜在性)、脊髄髄膜瘤の頻度、主要な合併症(水頭症、排泄障害、下肢運動・感覚障害)、予防策(葉酸摂取)、治療(外科手術、リハビリテーション)。