風邪の性質でないのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は2番
解説
風邪は中医学において「風邪」と表現され、これは六淫(風、寒、暑、湿、燥、火)の一つである風邪が主因となって引き起こされる外感病です。風邪は、その性質上、他の邪気と結合して発病することが多く、中でも風寒や風熱のタイプが典型的で、燥邪を伴うことは比較的稀であり、特に燥邪が主因となることは一般的ではありません。燥邪を伴う場合は「風燥」と呼ばれ、咳や口渇などの乾燥症状が特徴となりますが、風邪の基本的な性質として燥邪を伴いやすいとは言えません。
選択肢ごとの解説
- 1. 風邪は性質として軽揚開泄(けいようかいせつ)で、外から侵入し、体の陽部、特に上部(頭、顔、首、肺)を侵しやすい特性があります。風邪による症状として、頭痛、鼻閉、咳などが多く見られます。
- 2. 正解。風邪は他の邪気と結合しやすい性質がありますが、燥邪を伴いやすいとは言えません。風邪の主な複合型は風寒や風熱であり、燥邪を伴う「風燥」は比較的稀なタイプです。燥邪は、乾燥した気候環境や体内の津液不足によって発生しやすく、風邪とは異なる特性を持ちます。 正しくは:燥邪を伴いやすい、ではなく「寒邪や熱邪を伴いやすい」が正しい。
- 3. 風邪は肌表の開泄作用に影響を与え、腠理(そうり)を開かせやすいため、発汗を生じやすい性質があります。ただし、風寒の表証では発汗がないか少ない場合もあり、風熱では通常発熱と伴に発汗が見られます。
- 4. 中医学において風邪は「百病の長(ひゃくびょうのちょう)」と呼ばれます。これは、風邪が他の邪気を引き込み、病気を発生させる先導役となることが多いという特性を表しています。多くの外感病は風邪から始まるため、このように称されます。
国試ポイント
風邪(ふうじゃ)の病因学的特徴と、六淫(りくいん)の各邪気の性質を理解することが重要です。
混同注意
風邪(ふうじゃ)と他の邪気(寒、暑、湿、燥、火)の複合タイプ(例: 風寒、風熱)との区別。特に風邪は他の邪気を伴いやすいが、常に燥邪を伴いやすいわけではない点を理解することが重要です。
次に同じ論点が出たら
風邪の選択肢が出たら、「風邪の主症状(遊走性、発熱、悪寒など)」や「他の邪気との複合パターン」を考慮し、その邪気の本来の特性に合致するかどうかで判断します。
覚え方
風邪の選択肢が出たら、「風邪の主症状(遊走性、発熱、悪寒など)」や「他の邪気との複合パターン」を考慮し、その邪気の本来の特性に合致するかどうかで判断します。
対になる知識
風邪(ふうじゃ)と他の邪気(寒、暑、湿、燥、火)の複合タイプ(例: 風寒、風熱)との区別。特に風邪は他の邪気を伴いやすいが、常に燥邪を伴いやすいわけではない点を理解することが重要です。
関連知識
六淫の各邪気の特性(風は軽揚開泄、遊走不定、寒は凝滞収引、暑は炎上、湿は重濁粘滞、燥は乾燥、火は炎上)。風邪は「百病の長」と言われ、他の邪気を引き込む先導役となることが多いです。