灸頭鍼法に使用する鍼で最も適切なのはどれか。
選択肢をタップすると答えと解説が表示されます
出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は4番
解説
灸頭鍼法では、鍼柄に艾を装着して燃焼させるため、鍼柄と鍼体が熱によって分離しないように、物理的に強固に接合されたカシメ式の鍼柄が最も適切である。
選択肢ごとの解説
- 1. 灸頭鍼法では鍼柄に艾を装着するため、鍼体長は30mmでは短く、熱傷の危険性や十分な温熱効果が得られにくい場合がある。 正しくは:適切な鍼体長は40mm以上、または術者の使用目的に応じて選択する。
- 2. 灸頭鍼法で使用する鍼の鍼体径は、0.16mm(3番鍼)では細く、十分な熱伝導効果や鍼体の強度に欠ける場合がある。 正しくは:鍼体径は0.20mm(5番鍼)以上、または術者の使用目的に応じて選択する。
- 3. 凹凸のない鍼柄表面は、艾が滑りやすく、固定しにくいため灸頭鍼には不適切である。 正しくは:艾が滑り落ちないよう、滑り止めの加工(刻み加工など)が施されている鍼柄が適切である。
- 4. 正解。灸頭鍼法では鍼柄に装着した艾を燃焼させるため、鍼柄が熱くなる。カシメ式接合は、鍼体と鍼柄が物理的に強固に結合されており、熱による分離を防ぎ、安全性を高める上で最も適切な構造である。
国試ポイント
灸頭鍼法に用いる鍼の安全性の要件を理解する。
混同注意
通常の置鍼や単回使用を前提とした鍼と、灸頭鍼法のような熱負荷がかかる特殊な使用法での鍼の要件の区別。
次に同じ論点が出たら
灸頭鍼に関する問題が出題された場合は、「熱による影響」と「安全性の確保」を判断の軸とする。
覚え方
灸頭鍼に関する問題が出題された場合は、「熱による影響」と「安全性の確保」を判断の軸とする。
対になる知識
通常の置鍼や単回使用を前提とした鍼と、灸頭鍼法のような熱負荷がかかる特殊な使用法での鍼の要件の区別。
関連知識
灸頭鍼は、鍼体の熱伝導により深部組織への温熱刺激を行うことが特徴である。熱傷防止のため、鍼柄に艾を装着する際は、皮膚との距離を保ち、燃焼状況を常に確認することが重要である。また、鍼体の長さや太さも、目的とする刺激深度や強度によって使い分ける。