鍼刺激に対する感受性を決定する要因はどれか。
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出典:公益財団法人東洋療法研修試験財団ホームページ(過去の試験問題等)。問題文・選択肢は公式の問題冊子のとおり掲載しています(文字の体裁を一部整えています)。解説は medimichi が作成したものです。
正解は1番
解説
鍼刺激に対する感受性は、個体の生理的・心理的状態によって大きく左右される。栄養状態の良否は、身体の疼痛閾値や回復力に影響を与え、免疫機能や神経系の感受性にも関連するため、鍼刺激に対する反応に影響を及ぼす重要な要因である。
選択肢ごとの解説
- 1. 正解。栄養状態は身体の恒常性維持、神経機能、免疫力などに深く関与しており、刺激に対する生体の反応性(感受性)に直接影響を与えるため、鍼刺激への感受性を決定する重要な要因である。
- 2. 使用鍼(の種類、太さ、長さなど)は、刺激の質や量、痛みの感覚に影響を与えるが、これは「刺激の強さ」を決定する要因であり、患者側の「感受性」そのものを決定する要因ではない。感受性は生体側の反応性である。 正しくは:刺激の強さや質を決定する要因である。
- 3. 運鍼速度は、刺激の質や深達度、痛みの感覚に影響を与えるが、これも「刺激の与え方」を決定する要因であり、患者側の「感受性」そのものを決定する要因ではない。 正しくは:刺激の強さや質を決定する要因である。
- 4. 刺激時間は、鍼刺激の持続時間や累積量を決定する要因であるが、これも「刺激の与え方」を決定する要因であり、患者側の「感受性」そのものを決定する要因ではない。 正しくは:刺激の量や持続時間を決定する要因である。
国試ポイント
鍼刺激に対する感受性が、患者側の内的要因(栄養状態、精神状態、疲労度など)と、施術側の外的要因(使用鍼、刺激方法など)の双方に影響されることを理解する。
混同注意
鍼刺激の「効果」と「感受性」の区別。「効果」は治療による結果を指し、「感受性」は刺激に対する反応のしやすさを指す。また、患者側の要因と施術者側の要因の区別も重要。
次に同じ論点が出たら
鍼刺激に対する感受性を問う問題では、生体側の生理的・心理的状態に起因する要因と、鍼の物理的特性や施術方法に起因する要因を区別して判断する。
覚え方
鍼刺激に対する感受性を問う問題では、生体側の生理的・心理的状態に起因する要因と、鍼の物理的特性や施術方法に起因する要因を区別して判断する。
対になる知識
鍼刺激の「効果」と「感受性」の区別。「効果」は治療による結果を指し、「感受性」は刺激に対する反応のしやすさを指す。また、患者側の要因と施術者側の要因の区別も重要。
関連知識
鍼刺激に対する感受性には、栄養状態のほか、精神状態(不安、ストレス)、疲労度、体質、性差、年齢、既往歴なども影響する。これらの要因は、患者の痛みの閾値や神経系の応答性に影響を与えるため、治療効果を左右する。施術側の要因としては、使用鍼の種類、太さ、長さ、運鍼速度、刺激時間、刺激量、術者の技量などがある。