病気の解説

ふけ症

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受診の目安

  • ふけ用のシャンプーを使っても、ふけが減らないとき(MedlinePlus)
  • 頭皮に赤みやかゆみ、じくじくした部分があるとき
  • 眉毛や鼻のわき、耳の後ろなど、頭以外にも赤みや粉をふいたような皮むけが出てきたとき
  • 頭皮の一部に、厚く盛り上がった赤い部分や、毛の抜けた部分があるとき
  • 赤ちゃんの頭のかさぶたが厚くなったり、広がったりしてきたとき

相談先は皮膚科です(赤ちゃんは小児科でも相談できます)。ふけや頭皮の皮むけは、乾癬や頭部の白癬(カビ)など別の病気でも起こり、見た目だけでは区別がつきにくいことがあります(MedlinePlus)(北海道大学皮膚科)。

基本

ふけ症とは

ふけは、頭皮の角質が白や黄色っぽい細かいかけらになってはがれ落ちたものです。目立つふけは、多くの場合「脂漏性皮膚炎」という皮膚の病気の症状の一つとされます(MedlinePlus)。脂漏性皮膚炎は、皮脂の分泌が多い場所に、赤みと皮むけが出る湿疹で、日常的によくみられる病気です(北海道大学皮膚科)。思春期以降に始まることが多く、男性に多いとされます(MedlinePlus)。

主な症状

  • 頭皮:細かいふけが増え、かゆみを伴うことがあります(MedlinePlus)。ときに頭全体に硬いかさぶたが付くこともあります(北海道大学皮膚科)。
  • 頭以外:顔やわきの下など皮脂の多い場所や、皮膚がこすれ合う場所に、うろこ状の皮むけを伴う赤みが出ることがあります。かゆみはないか、軽いことが多いとされます(北海道大学皮膚科)。
  • 赤ちゃんの場合:生後まもなく、頭や眉、額に黄色っぽいかさぶたが付くことがあり、「乳児脂漏性皮膚炎(乳痂)」と呼ばれます。多くは生後1年ほどまでに自然に治まります(北海道大学皮膚科)(MedlinePlus)。

大人の脂漏性皮膚炎は、良くなったり悪くなったりをくり返し、長く続きやすいとされます(北海道大学皮膚科)。

原因・なりやすい要因

皮膚にふだんからすみついている菌が皮脂を分解し、そのときにできる物質が皮膚を刺激することが、主なしくみと考えられています。とくにマラセチアという酵母(カビの仲間)が、症状を悪くする要因として注目されています(北海道大学皮膚科)。

このほか、環境による皮脂の量や性質の変化、汗、ビタミンの代謝なども関わるとされます。パーキンソン病の人や、免疫の働きが落ちる病気(エイズ)の人では起こりやすいことが知られています(北海道大学皮膚科)。

治療

治療

  • ふけ用シャンプー:軽いふけは、市販のふけ用シャンプーでおさまることが多いとされます(MedlinePlus)。
  • 抗真菌薬:マラセチアが悪化に関わっていることが多いため、カビを抑える塗り薬や、抗真菌薬を含むシャンプーが効果的とされます(北海道大学皮膚科)。
  • 弱めのステロイドの塗り薬:赤みや炎症に対して使われます(北海道大学皮膚科)。
  • 赤ちゃんの場合:低刺激のシャンプーで毎日洗い、指の腹や柔らかいブラシでやさしくこするとよくなることが多く、重い場合は処方のシャンプーや塗り薬が使われます(MedlinePlus)。

日常生活の注意・セルフケア

治療中は、医療機関の指示を最優先にしてください。せっけんやシャンプーで顔や頭をきちんと洗って清潔に保つこと、生活のリズムを整えることが、治療の基本とされています(北海道大学皮膚科)。

皮膚科で扱うほかの病気

出典

MedlinePlus「Dandruff, Cradle Cap, and Other Scalp Conditions」 / 北海道大学大学院医学研究院 皮膚科学教室 公開資料「脂漏性皮膚炎」
内容の確認日:2026-10-13(次回確認予定 2027-04-13)。複数の公的情報源の事実をもとに medimichi が独自にまとめています。

この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。