病気の解説
コルサコフ症候群
別名:コルサコフ病
受診の目安
コルサコフ症候群の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、脳神経内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
コルサコフ症候群は、主に最近の出来事に関する記憶障害が特徴の病気です。患者は、数日前や数カ月前の出来事を思い出せないことがありますが、過去の記憶は比較的保たれています。このため、社会的な交流や会話はできることが多いですが、覚えていないことを認めずに話を作り上げることがよくあります。例えば、好きな雑誌を何度読んでも飽きることがないのも、この症状の一部です。
主な症状
コルサコフ症候群の主な症状は、最近の出来事に関する重度の記憶障害です。患者は、最近の出来事を思い出せず、時には数分前のことも忘れてしまいます。しかし、遠い過去の記憶は比較的残っていることが多いです。また、患者は自分が覚えていないことを認めず、話を作り上げる傾向があります。
検査と診断
診断
コルサコフ症候群の診断は、医師による評価が重要です。特に、チアミン欠乏症を引き起こす病気やアルコール使用症がある場合に疑われます。診断のためには、血液検査や脳の画像検査を行い、他の原因を除外します。時には血液中のチアミンの濃度を測定することもあります。
治療
治療
コルサコフ症候群の治療は緊急を要し、主にチアミンを静脈から投与することが行われます。この治療により、ウェルニッケ脳症を改善することができますが、治療が遅れると完全な回復が難しくなることがあります。また、コルサコフ症候群の症状は治療後も長期間続くことがあります。
脳神経内科で扱うほかの病気
出典
参考: MSD Manuals 家庭版(日本語)(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。