病気の解説
侵襲性髄膜炎菌感染症
緊急性の高い症状
発熱に加えて、意識がもうろうとする・けいれん・激しい頭痛や嘔吐・首が硬くて曲げられないなどがあるときは、ただちに救急(119)を要請してください。
当てはまるときは、ためらわず 119 または救急外来へ。
受診の目安
侵襲性髄膜炎菌感染症の症状が強くなる・日常生活に支障が出る・経過や治療に不安があるときは、脳神経内科に相談してください。通院中の方は自己判断で治療を中断しないでください。
基本
概要
侵襲性髄膜炎菌感染症は、髄膜炎菌(Neisseria meningitidis)が原因となる感染症です。髄膜炎菌は健康な人の鼻やのどにもいることがありますが、無菌部位へ侵入すると発症することがあります。血清群A・B・C・W・X・Yが主な原因とされ、流行が起きやすい地域もあります。感染症法では五類感染症として全数把握対象となり、学校保健安全法では第2種の学校感染症に分類されます。
主な症状
潜伏期間はおおむね2~10日(平均4日)です。発症すると急に症状が進行し、紫斑や敗血症、髄膜炎などをみることがあります。重症化して死亡につながることもあるため注意が必要です。
検査と診断
診断
診断は、髄液や血液などの無菌部位からの検体を用いて病原体を検出したり、PCR法で遺伝子を確認する方法で行います。診断した医師は管轄の保健所へ届け出る義務があります。
治療
治療
治療には抗菌薬を用います。セフトリアキソンやセフォタキシムなどが挙げられ、できるだけ早い時点で治療を開始します。必要に応じて症状に合わせた対症療法も行われます。
経過と生活
予防
予防にはワクチン接種と抗菌薬の予防投与があります。4価結合型ワクチン(血清群A、C、Y、W髄膜炎菌に対するワクチン)は任意接種として接種可能です。流行地域へ渡航予定がある場合には検討するとよいでしょう。発症者の家族など濃厚接触者には曝露後すぐに抗菌薬の予防内服が推奨されます。
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出典
参考: 疾患別情報「侵襲性髄膜炎菌感染症」|神奈川県衛生研究所(出典の事実をもとに medimichi が患者向けに再構成)
この記事は一般的な医療情報の解説で、診断・治療を目的としたものではありません。気になる症状があるときは、自己判断せず医療機関を受診してください。緊急時は 119 / 医療機関へ。